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会見発言記事

川端総務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年7月13日

冒頭発言

 おはようございます。私の方からは特にはございません。

質疑応答

サイバー攻撃解析協議会

問:
 幹事社の朝日新聞の大宮司です。昨日ですね、総務省と経産省による第1回目のサイバー攻撃の解析協議会というのがあったのですけれども、サイバー攻撃に対する考え方と、それから協議会の今後の見通しについて教えてください。
答:
 サイバー攻撃の事案は、官庁、民間含めて、かなり深刻な事案を含んでいるということの中で、政府としてもこれにしっかり取り組むという中でやっていくということでありますけれども、それを受けた形で、総務省と経産省が共同でやろうということで、サイバー攻撃解析協議会という名前なのですけれども、4日に情報セキュリティ政策会議というものがありまして、ここでも一応確認していただいたのが、昨日開かれました。そういう中で、これは構成としてですね、総務省と経産省、それから、いわゆるNICT、それから、IPA、それと、テレコム・アイザック推進会議とJPCERTコーディネーションセンター4団体とオブザーバーでNISCということで、昨日初会合を開きましたけれども、まず、一番初めにそれぞれの団体がそれぞれの専門性と役割分担というか、やっているのですが、そこでこのサイバー攻撃に関するいろいろな情報をお持ちなのです。これをまず共有できるものは何なのか、いろいろ共有できないものも、場合によってはあるかもしれませんが、可能な限りそういう事案のことは、共有をして、そして、その中で、これからどうするのかという議論をするべきだろうということで、何を共有できるかということを、まず整理しようということから動き出しました。最終的にはそういう解析をして、これは解析会議ですから、解析をして、NISCを通じて政府全体でやっていく取組という中で、いろいろな重要インフラに周知徹底をしていく、あるいは情報提供していくということになりますので、政府全体のサイバー攻撃対応に関して、これが大きな役割を果たせるようにという期待をしています。

出先機関改革

問:
 大臣、出先機関改革の関係で、ちょっとお伺いしたいのですが、政府が法案を取りまとめてからですね、もう1か月経ちました。昨日ですね、また前原政調会長も、党の方でですね、関西広域連合に奈良が入っていないとか、あと、市町村の反発が強いとかですね、やはり改めて進めるには慎重な姿勢を見せられた発言もされています。この中で、今後、政府としてですね、例えば法案を一部修正するとか、そういうふうな何か打開策みたいなものというのは、検討されていたりはしますでしょうか。
答:
 というか、今は、前からお話ししていますように、党に御議論をお願いしている段階でありまして、中間取りまとめをしようという段階で、政調会長を含めていろいろな御意見があるということですので、基本的には党でいろいろなそういう部分を含めて御議論いただいて、我々に、またいろいろな御意見を党としていただきたいということですから、我々としては、できるだけ早くおまとめいただきたいという以外には、個々に、ああせい、こうせいという立場ではありませんから。漏れ聞くところによると、いわゆる山花事務局長の調査会もですね、近々にはそういう状況を踏まえて進める御議論をいただいているというふうに聞いていますし、場合によっては広域連合の皆さんのヒアリングとか、そういうことも考えておられるようですから、じっくり御議論いただく中で、できるだけスピーディに我々に対しての御見解を賜ればというふうに思っております。

横浜市の特別自治市構想

問:
 すみません。京都新聞の小川ですけれども、先日、横浜市の林市長が、特別自治市について、改めて、また要望に来られました。その地制調で議論が進む中でですね、結論が出る前に大阪都の方の法案は与野党が出してきているという状況の中で、特別自治市については、大臣としてはどういうふうにあるべきなのか、今後、どういうふうに進めていくのか、その辺りの御見解を改めてお聞かせください。
答:
 とにかく全体として、我々としては、大都市問題というのは、いろいろな角度から、いろいろな課題を抱えているということは、認識をしております。だから、地制調にその御議論を今、お願いをしているわけですから、そういう中に、今、言われた横浜市が、指定都市の御提起もあるし、林市長自身はこのメンバーでもありますから、そこら辺は十分御存知だと思います。我々総務省としては、そういう、大阪というか、仮称都構想とよく言われますけれども、そういう部分は議員立法で動きがあることは当然承知していますし、それは一つのやり方としての部分でありますけれども、全体、総務省としては、そういうようなものも先行して動いている中で、全体としてしっかりとした議論を踏まえて、おまとめいただければというふうに思っています。要するに、相反するとか、矛盾するものではないし、全体の中でそういうのが先行しているのだというふうには思っていますけれども。
問:
 はい。
答:
 はい、ありがとうございました。

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