総務省トップ > 広報・報道 > 大臣会見・発言等 > 樽床総務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年10月5日)

会見発言記事

樽床総務大臣閣議後記者会見の概要

平成24年10月5日

冒頭発言

 おはようございます。御苦労様です。
 私の方から、冒頭にございませんので、よろしくお願いします。

質疑応答

福山市ホテル火災を受けての今後の取組

問:
 それでは、幹事社の共同通信からお伺いします。広島県福山市のホテル火災を受けての緊急調査の件ですが、有識者部会でですね、古いホテルや旅館の大体7割ぐらいで、消防法の違反が見つかったとの報告がございました。これの是正にですね、国としてどう取り組むか、御見解をお願いいたします。
答:
 今回、調査をいたしまして、この結果につきましては、火災の被害が拡大をしていく危険性を伴うような問題でありますので、全国の消防本部に対して、調査の結果を基にしながらですね、重点的に改善に取り組むように、地道な作業をしっかりやってもらうように要請をしていきたいと思っております。また、今後、フォローアップの調査もしていく中で、その調査を通じていろいろ改善状況を確認しながら徹底を図っていきたいと、そう思っております。

国と地方の協議の場

問:
 自治日報という地方自治の専門誌の内川と申します。国と地方の協議の場についてお伺いします。協議の場については、山田知事会長ら、地方自治体関係者も、民主党政権の大きな成果だと高く評価されておりますが、実際、社会保障と税の一体改革などでも、地方側の主張が一定程度反映されました。ただ、これによってか、政府の方では、協議の場の開催をできるだけ避けるというような、開かない戦略に変わってきたというような指摘も古川佐賀県知事らの間には出てきております。
答:
 古川。
問:
 佐賀県知事。
答:
 佐賀の古川さんかな。そういう意見があるということですか。
問:
 はい。指摘が出てきていると。また、地方側では、例えば、公務員の自律的労使の問題などについては、協議の場の、分科会のようなものを設置しまして、実質的に、国と地方で協議を重ねていきたいと。企画立案段階から協議をしようと提案されているわけですが、政府の方は、大島副大臣が、法案提出前には開催すると回答されておりますが、他省庁では協議の場の開催、実質的な協議については否定的だと言われております。そこで、この知事からの協議の場の開催について、政府の方が開かない戦略に変わってきたという指摘について、大臣の御見解があればお伺いしたいのと、また、例えば、公務員の自律的労使関係の問題のようなことについて、協議の場の分科会を作って実質的に協議をしていくということについて、大臣のお考えがあればお伺いしたいと思います。
答:
 基本的に、地方との協議の場を避けるという考え方に、私は立っておりません。地域主権という大きな方針を実現していくためには、当然地方のそれぞれの首長さん方、今、1,700ほどございますが、すべての人と同じように話をするには物理的な限界がありますので、やはり、意見をまとめていただいた方々としっかり話をしていくというのは、当然のことだというふうに思っております。その分科会等々の具体的な運用については、それぞれ事務方でですね、よりいい協議ができるような方向に向けて、調整が進むものだろうというふうに思っております。

総務相が代表の民主党支部への献金報道(1)

問:
 テレビ朝日の小野と申します。既に一部報道がありますけれども、大臣が代表を務める支部でですね、逮捕された不動産会社の役員から、合計で780万円の献金があったという問題で、今後の対応についてなのですけれども、進退、辞任も含めて、お考えかということと、それから、同じく外国人献金問題、ちょっと筋が違いますけれども、田中法務大臣のようにですね、全額返金をお考えになっているのか、この2点についてお伺いいたします。
答:
 今、御質問がありました件ですが、すべて収支報告書に記載をいたしておりますので、御存じだとは思いますが、改めて申し上げるならば、平成17年8月から21年7月までの間、寄付をいただいておりました。平成17年が50万円、18年が120万円、19年が120万円、20年が120万円、21年が370万円、合計780万円であります。私の政治活動に対して御理解をいただき、善意の寄付をいただいたという理解をいたしております。その後、報道でその方が逮捕、起訴されたと、有罪判決を受けたということを知ったわけでありますが、その22年以降は、寄付をいただいたということも一切ございませんので、今後、どういう問題点があるかということも含めて、検討してまいりたいというふうに思っております。また、田中法務大臣の件につきましては、個別の事案でありますので、私の方からコメントは差し控えたいと思います。
問:
 朝日新聞の河口と申します。まず、その会社役員の方、当該の、先ほどのですね、会社役員の方との御関係と言いますか、大臣の御関係、また、現在での御関係というものについても、お教えいただけますでしょうか。
答:
 当時の私の支援者の方からの紹介であったというふうに記憶をしております。それから、最後に御寄付をいただいた後は、今、交流は、その後はいたしておりません。ですから、逮捕ということについても詳細はよく分かりませんし、報道で知ったということであります。以上です。
問:
 産経新聞の松本と申します。逮捕、起訴されたということを、大臣がお知りになったのはいつになるのでしょうか。
答:
 そこまで正確には記憶しておりませんが、たしか新聞報道を、私ではなくて、第三者から聞いたような記憶がございます。ですから、報道を直接見て私が知ったというのではなくて、報道を見た人が、私に知らせていただいたというような感じだったと思います。
問:
 今回のこの献金というのは、田中法相とは違って、政治資金規正法には明確に、ここの部分に抵触するという部分はないと思うので、倫理観の問題だと思うのですけれども、そういう疑いがある人、当時御存じだったかは分かりませんが、そういう方から献金を受けていた、一応、事実があるということそのものについては、どうお考えでしょうか。
答:
 私がお付き合いをしていたときは、全くそういう状況ではなかったわけですので、というのが事実でありますから、お付き合いしているときに、そういう前提でお付き合いはしていないということであります。そういうことも含めて、ちょっと今後、検討していきたいと思っております。

北方対策

問:
 北海道新聞の右川と言います。ちょっと別件なのですけれども、北方対策担当相としての取組について伺います。7月にメドベージェフ首相が国後島を訪問するなど、ロシア側は強硬姿勢を見せています。一方で、元島民は、平均年齢が78歳に達して、返還交渉の進展を望んでいます。先の日露外相会談では、野田首相による12月のロシア訪問の際に、北方領土を含めた成果文書を交わす方向で一致しました。北方担当大臣として、今後、この問題にどのように取り組んでいかれるか、御所見をお聞かせください。
答:
 過去何十年もですね、いろいろと取り組んできたテーマであります。その時々の、相手側、こちら側の政治状況によっても、いろいろ、進んだり、いろいろな、微妙に影響される問題でありますから、私としましては、総理のですね、方針にしっかり基づきながら、外務大臣ともしっかり連携をしながら、地道に、政治というのは、固い岩盤に、のみと金槌で穴を開けるような忍耐強い作業であるというふうに、マッスクウェーバーが言っておりますが、そういった思いで取り組んでいきたいというふうに思っております。

沖縄関係閣僚会議

問:
 またお題が変わりますが、琉球新報の宮城と言います。今日の閣議の前に、沖縄関係閣僚会議があったかと思うのですが、その確認事項や決定事項があったかどうかも含めて、内容とですね、その中で、沖縄担当大臣の方から何か御発言等ありましたら、その内容等も含めてお願いします。
答:
 まず、新内閣、改造後のですね、関係閣僚の顔ぶれも一部変わっておるということで、1回目の会合が、改造後、できるだけ早い、その週のうちに開催をされたということで、基本的には、いろいろ、様々な問題について意見交換をしたということであります。何らかの決定が出されたというものではありません。内部の、会議の中身の詳細につきましては、少し差し控えさせていただきたいと思っております。

社会保障と税の一体改革関係6大臣会合

問:
 すみません、NHKの花岡と申します。閣議後ですね、城島大臣ですとか、あと、中塚大臣とか、官邸の方に少しお残りだったようですが、これは、何か話し合われたのでしょうか。
答:
 社会保障と税の一体改革の担当でありまして、これまでは5大臣会合と言っていたようでありますが、小宮山、当時、前厚労大臣は少子化対策も兼ねておられましたので5人ということでしたが、今回、少子化対策は中塚大臣になりましたので、合わせて今回は6人の6大臣会合ということで、同じ、先ほどの沖縄の問題と同じように、まずは現在の段階の意見交換、情報交換をしたと、そういうことであります。

総務相が代表の民主党支部への献金報道(2)

問:
 朝日新聞の河口です。献金の問題について、1点確認ですが、先ほど、御自身の進退ですとか、返金についての質問があって、それについて御回答が、検討という表現だったものですから、二つ分けていただければ。要するに、御進退まで検討されるのか、返金もなのか、ちょっとその辺がはっきりしなかったものですから。
答:
 後の方です。返すのか、返さないのかという御質問に対して検討をしている、検討していきたいということです。
問:
 進退については全くということでよろしいですか。
答:
 コメントもいたしません。
問:
 ほか、ございますでしょうか。
答:
 はい。どうもありがとうございました。
問:
 それでは、終わります。ありがとうございました。

ページトップへ戻る