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会見発言記事

高市総務大臣への個人番号カード交付(大和郡山市)における記者会見の概要

平成28年1月31日


事務方: それではただいまから、高市総務大臣の会見を始めたいと思います。早速ですが御質問のある社からどうぞ。


質疑応答

個人番号カード交付を受けての感想

問:
 NHKの木下です。カードの交付を受けられましたけれど、どのような印象をお持ちになりましたでしょうか。
答:
 事前に、4桁のパスワードの数字と、それから英文字が1つ以上入った個人認証のパスワード(6桁から16桁)の最低2種類を用意しておけば、本当に早く、簡単に交付が受けられるなということを思いました。大和郡山市の職員の方のガイダンスも親切でございましたので、無事に、とても短時間でカードの交付を受けることができて、喜んでいます。
 また、このカバーが付いています。薄いカバーですけれども、重要な情報が隠れるように、個人番号が隠れるように、うまく工夫をしたケースだと思いますので、とても便利だなと思いました。

問:
 奈良新聞の森と申します。今日交付を受けられて、手続が難しいとか、煩雑だとか、そういった印象はなかったですか。
答:
 それはなかったですね。
 必要なものをまずきちっと準備をしていただくということだと思います。マイナンバーカードをお申込みになった方につきましては、市役所から「準備ができましたよ」という葉書が来ますので、その葉書と、年末までに皆様のところに送られた番号が書かれた通知カードと、それから自分の身分を証明するものですね、写真付きのもの。ですから、もともと持っていた住基カードで事足りました。
 住基カードをお取りになっていない方、また、写真付きの住基カードでないような方でしたら、運転免許証、もしくは、写真入りの本人確認書類がないという方に関しましては、健康保険証など2種類の書類が必要だと聞いておりますけれども、必要なものをそろえて行けば、非常に簡単で、短時間で受取りができるんだなということがわかりました。
 そして、本当にガイダンスも親切でございますし、私以外の方が私を名乗って取りに来ることもできません。「顔認証」のシステムも各自治体に入れていただいておりますので、顔を見ながら本人だと判断していただいているということで、大変セキュリティ上も気を使っていただいていると思いました。

問:
 共同通信の宮沢と申します。個人番号カードの交付がいよいよ全国で始まっているところですけれども、カードの普及に向けて、どう取り組まれていかれるか、お考えをお聞かせください。
答:
 マイナンバーカードは、マイナンバーの部分、つまり、番号につきましては法律で定められた税と社会保障と災害対応にしか使えませんけれども、このカードにはICチップが内蔵されています。
 このICチップの空き領域ですとか、それから公的個人認証、ここは行政でも様々なサービスに活用していただけますし、また民間事業者も新しく法律をつくらなくても総務大臣の認定を受けていただいたら様々なサービスに活用していただけますので、より便利なカードになっていきますよ。
 それから、民間事業者が使われるような場合でも、このカードの中には個人情報は残りませんので、そういう意味では安心してお使いいただけるカードであります。
 それから、詐欺被害も去年はずいぶん出ましたね。新しい制度が始まるときというのは、いろんなこと考えて悪いことをされる方もいますけれども、今日の私への交付でお分かりいただいたとおり、カード自体は無料で発行されます。カードに関して何かお金を要求されることもありませんし、このカードに関しまして預金残高を聞かれるとか、口座の暗証番号を聞かれることもございませんし、家族構成を聞かれたり、加入している保険は何ですかということを行政を名乗って聞かれるというようなことも決してありませんので、そこに御注意いただきたいということでございます。
 今後、より便利なカードになるように努力をしてまいりますし、それから詐欺対策でも引き続き広報をさせていただきます。
 とにかく、このカードを発行するに至るまでの間、昨年の10月5日にマイナンバー法が施行になりましたけれども、多くの関係者に大変な御苦労をいただきました。特に自治体におかれましては、既存の住基システムを完全にインターネットから分離していただくということでセキュリティ対策に御尽力をいただきましたし、日本郵便の皆様には番号通知カードを書留で届けていただくということで、短期間にたくさんのカードを配達していただきました。大変な御苦労をいただいたと思います。それから国立印刷局の皆様、J−LISの皆様、そして何よりも各市区町村の皆様に大変お世話になったと思っております。
 ようやく1月から、こうして、希望者に対してカードが交付できるということになりましたので、引き続き広報もやりたいですし、それから各地方自治体で円滑な交付ができるように、ということでしっかりと応援をしてまいりたいと思っております。

問:
 時事通信の佐々木です。今日、大臣が手続されたときは非常にシステムが好調で、4分で終わっていたかと思うのですけれども、市役所の方なんかに聞くと、通信が遅くてタイムアウトになってしまうような事実もあるようなのですけれども、それを大臣としてどういうふうに認識されているかということと、どのように対策をとられるのかということを決まっていればお聞かせください。
答:
 それは暗証番号の入力?
問:
 本人確認の作業をする。
答:
 本人確認の作業ですか?それは、カメラでの顔認証ですか?
問:
 入力をして、機構の、J-LISのシステムと情報をやりとりする。
答:
 はい。
 J−LISにつきましては、一時J−LISのサーバが不安定な状態になりましたので、それで自治体によってはカードの発行に支障が出たところがございます。
 サーバの追加もいたしましたし、それから即応体制、万が一トラブルが起きたときにすぐに再起動ができるようにといったことも含めて対応をしていただいていると聞いておりますので、今後も、J−LIS、それから各地方自治体としっかり連携しながら、取りに来ていただいた方々をできるだけお待たせしないような対応に向けてしっかりと努力を続けてまいります。
 J−LISには、しっかりとした原因究明とともに、できるだけ皆様をお待たせしないということでお願いをしてございます。

答:
 (事務方)その他いかがでしょうか。

個人番号カードの申請状況

問:
 個人番号カードの申請なのですが、最新の数字があればその数字と、あとその申請のペースについて、順調、想定どおりとか、早いとか、あれば教えていただきたいと思います。
答:
 申請状況ですけれども、私が想像していた以上に早いペースであるなと感じております。個人的な感想ですけども。
 申請につきましては、1月28日までの時点ですけども、約511万件。これは受付処理が完了しているものでございます。だいたい直近の申請ペースが一日あたり約7万件でございますので。まだ受付処理が完了していないものも含めたら、約760万件は既に申請をされている方がいらっしゃると推計をしています。

答:
 (事務方)他はよろしいでしょうか。
 では会見は以上とさせていただきます。ありがとうございました。

答:
 どうもお疲れ様でした。
 皆さんは申請されました?
 私は写真を選ぶのに1週間ほど無駄にしてしまいましたけれども。3枚ほど並べて選んでいたので。でも、手に入ってよかったです。
 それから、円滑な交付に向けて、この大和郡山市役所では、1月から隔週の日曜日に臨時窓口を開いていただいております。各自治体ごとに工夫していただいて、例えば予約システムを入れていただいている自治体もありますし、そういった御努力に心から感謝を申し上げたいと思っております。私も、今日の隔週の日曜開庁がなければ、なかなか取りに来られないまま春ごろになっていたと思いますので、とても助かりました。
 どうもありがとうございました。

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