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会見発言記事

高市総務大臣閣議後記者会見の概要

令和2年1月24日

冒頭発言


  皆様、おはようございます。

消費者物価指数別ウィンドウで開きます

  本日の閣議におきまして、消費者物価指数について報告をいたしました。そのポイントを説明いたします。
  12月の全国の「生鮮食品を除く総合」は、1年前に比べ0.7%の上昇と、36か月連続の上昇となりました。
  これは、外食などの「生鮮食品を除く食料」や、火災・地震保険料などの「設備修繕・維持」などの上昇によるものです。
  また、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」は、1年前に比べ0.9%の上昇と、30か月連続の上昇となりました。
  1年前と比べた消費者物価は、緩やかな上昇傾向で推移しています。
  なお、併せて公表しました令和元年平均の全国の「総合」は、1年前に比べ0.5%の上昇と、3年連続の上昇となりました。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。


就職氷河期世代に対する支援及び男性育児休業の取得促進に関する総務大臣書簡の発出別ウィンドウで開きます

  昨日、私から、全国の都道府県知事及び市区町村長の皆様に宛てまして、「就職氷河期世代支援のための地方公務員の中途採用」と「男性職員の育児休業の取得促進」の2点について、更なる取組をしていただくよう、書簡をお送りいたしました。
  就職氷河期世代支援のための中途採用に関しては、昨年来、実施する団体が増えておりますが、この支援の輪が全国に広がるよう、首長の皆様がリーダーシップを発揮していただけるようにお願いをいたしました。
  また、男性職員の育児休業につきましては、昨年度の地方公務員全体の取得率が5.6%にとどまり、政府目標の13%に遠く及ばない現状にございます。
  このため、この点についても、育児休業を取得しやすい職場づくりをトップのお力により率先して進めていただくよう、お願いをいたしました。
  詳細につきましては、自治行政局公務員部にお問い合わせください。

  私からは、以上でございます。

 

質疑応答

楽天の携帯電話サービス

問:
 楽天が、昨日、携帯電話の事業で無料の今行っているサービスの利用者を拡大して4月の本格サービスに向けて準備を加速するいう発表をしました。大臣が、今の時点で期待されていること、あるいは課題だと思うことをお願いできますでしょうか。
答:
 楽天モバイルにつきましては、これまで、基地局整備の遅れや、昨年12月の通信障害もございましたので、総務省としては、累次の行政指導を行っております。
 楽天モバイルには、是非、国民の皆様の期待をしっかりと受け止めていただいて、携帯電話事業者としての社会的責任を果たし、本年度末までに、同社が開設計画にて予定している3,432局の基地局開設に向けて、ネットワーク基盤の整備を着実に進めるとともに、本格サービス開始に向けて、準備には万全を期していただきたいと存じます。

マイナンバーカードの利便性向上

問:
 マイナンバーカードの利便性向上のために簡易書留での郵送を可能にするという一部報道がありますけれども、いかがでしょう。
答:
 マイナンバーカードの交付につきましては、あらかじめ市区町村職員が本人確認を行った上で交付申請を受け付けます。これは、申請時に役所に行くという方式と、場合によっては出張申請の受付の方式もございます。後日、出来上がったマイナンバーカードを「本人限定受取郵便」で、郵送で受け取ることができます。
 しかしながら、地方公共団体からは、申請者ご本人が配達時に不在の場合や、施設などに長期間入所、もしくは入院されている場合には、本人限定受取郵便を受け取ることができないので、取扱いの改善を求めるご要望をいただいておりました。
 これを踏まえまして、申請者ご本人が、マイナンバーカードを簡易書留によって確実に受け取ることができる旨を市区町村に申し出た場合には、本人限定郵便に代えて、簡易書留で受け取ることができるようにするための改善措置を検討しているところでございます。4月ごろには、総務省令の改正をしなければならないかなと考えております。


問:
 よろしいでしょうか。ありがとうございました。
答:
 どうも、ご協力ありがとうございます。

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