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会見発言記事

武田総務大臣閣議後記者会見の概要

令和3年8月27日

冒頭発言

  おはようございます。

万国郵便連合(UPU)事務局長選挙における目時政彦氏の当選別ウィンドウで開きます

  8月25日にコートジボワールにて、万国郵便連合(UPU)の次期事務局長を決める選挙が行われ、目時政彦氏が当選いたしました。
  UPUは、電子商取引の急拡大に伴い国際物流が増加する中、国際郵便のルール作りを担う国際機関として重要性が高まっており、国際郵便分野のみならず、行政・外交の経験も豊富な目時氏は、この重要な国際機関を率いるのにふさわしい人物であります。
  目時氏は、投票数156票中102票という大きな支持を獲得いたしました。これも、世界各国・地域から目時氏に寄せられる高い期待の現れだと考えております。
  こうした人物が今後の電子商取引や国際物流を支えるルール作りの中心となることは、日本の国益に大きく資するものであります。総務省として、今後もUPUの活動を積極的に支援してまいりたいと考えております。
   今回、3か国の候補による厳しい選挙戦でしたが、総務省、外務省をはじめ、関係各所の力を結集し、国として一丸となって対応した結果、当選を実現することができたわけであります。
   総務省として、今回得られた知見を活かして、今後の国際機関の重要ポスト獲得に向けて、一層取り組んでまいりたいと考えております。
   詳細は、郵政行政部にお問い合わせください。

マイナンバーカードの普及に係る広報事業の開始別ウィンドウで開きます

   マイナンバーカードについて、8月25日時点で、有効申請受付数の累計は約5,105万枚となり、交付済件数の累計は約4,726万枚となりました。
   総務省としては、令和4年度末までにマイナンバーカードがほぼ全国民に行き渡ることを目指し、申請促進や市区町村の交付体制の強化の取組を進めているところであります。
   このような中、普及に向けた広報事業をさらに強化することとし、その一環として、明日28日から、田中みな実さんや佐々木蔵之介さん、黒柳徹子さんを起用したテレビCMの放送を開始します。
   今後も関係府省と連携し、更なる普及促進に取り組んでまいりたいと思います。
   詳細は、自治行政局にお問い合わせください。

【NHKネット配信社会実証の実施検討要請】

   本日、NHKの放送番組等のインターネット配信について、社会実証の実施を検討するよう、NHKに対し要請を行います。
   インターネットを通じたコンテンツ視聴の拡大など、国民利用者の視聴スタイルが急速に変化する中、公共放送の果たすべき役割・使命について議論を進めていくことが重要であります。
   そこで、今回、公共放送における放送番組等のインターネット配信の意義や、サービスニーズを検証するため、テレビを保有していない方を対象にしたインターネット配信について、社会実証の実施の検討を要請することにいたしました。
   詳細は、情報流通行政局にお問い合せください。

   私の方からは以上です。
 

質疑応答

NHKネット配信社会実証の実施検討要請(1)

問:
 NHKへの社会実証という要請に関して、その目的と実証の内容、スケジュール感を教えてください。
答:
 ご承知のように、現在、インターネットを通じたコンテンツ視聴の拡大など、国民利用者の視聴スタイルが急速に変化する中、豊かで質の高い正確な情報を、いかにして多くの方々にお届けするかが、課題になってきていると認識しています。
  そうした中において、テレビを保有・視聴しない方々を対象とした社会実証により、公共放送におけるインターネット配信の意義やサービスニーズを検証し、公共放送の果たすべき役割や使命について議論していきたいと考えています。
 具体的な実証内容や今後のスケジュールについては、NHKにおいて検討されるものと考えております。

NHKネット配信社会実証の実施検討要請(2)

問:
 関連してお伺いしますが、テレビを保有しない人を対象にした実証実験ということですが、将来的にテレビを持っていない人からも受信料と言いますか、何らかの形でお金を取ったりすることも想定しながらやるような実験になるのでしょうか。
答:
 将来的な方針については、現時点において考えているものではございません。
 まずは社会実証を通じて、公共放送におけるインターネット配信の意義やサービスニーズが検証されることを期待していきたいと考えております。

万国郵便連合(UPU)事務局長選挙における目時政彦氏の当選

問:
 UPUの目時氏選出に関してですが、改めて今回当選した要因と、今後の国際郵便のルール作りについて期待する役割を教えてください。
答:
  まずは、目時氏自身の人物の評価が非常に高かったということが大前提であって、UPUにおきまして郵便業務理事会議長を長年勤めており、そういった実績も認められているのではないかと思っておりますし、今回、冒頭申しましたように、国を挙げてこの選挙戦を闘うことができたという、非常にいいムードでこの選挙戦を闘い抜けたということも勝利に結びついたのではないかと思います。
  また、目時氏自身が掲げた、より信頼できる郵便ネットワークの実現と、デジタル化時代にふさわしい郵便サービスの質の向上等の公約が、世界から広く評価されたのではないかと思っております。
  今後、目時氏のリーダーシップのもとに、電子商取引や国際物流を支える公正で開かれたルール作りというものが一層進むことを期待していきたいと考えております。

マイナンバーカードの普及促進

問:
 マイナンバーカードについてお伺いいたします。政府としては、令和4年度末までにほぼすべての国民に普及させる目標を掲げていますが、改めて今後の戦略をお伺いできますでしょうか。
答:
  多くの方のご尽力によって、着実に交付数は増加しております。
  ご指摘のように、令和4年度末にほぼ全国民に行き渡ることを目指す観点からは、政府全体として更なる取組というものが求められるのではないかと考えます。
  我々としては、先ほど申し上げました広報事業のほかに、7月には、庁舎以外の場所で申請を受ける出張申請受付等について、市区町村が実施した場合の集客経費に係る補助の拡充や、地方公共団体に対してワクチン接種会場の周辺などにおける積極的な実施の働きかけなどを行ったところであり、これらを通じて一層の申請促進に取り組んでまいりたいと考えます。
  また、今後、10月からの健康保険証利用の本格運用も見据え、関係省庁と連携しながら、その利便性向上や窓口数の増加など、市区町村における交付体制の更なる充実なども行うことで、一層の普及を図ってまいりたいと考えております。

問:
  それでは、会見を終わります。ありがとうございました。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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