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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年3月17日

冒頭発言

 私から1つ、ご報告を申し上げたいと思います。
 
【特殊詐欺対策・学校侵入防止対策】
 
 本日、閣議前に犯罪対策閣僚会議が開催されました。
 第一のテーマは、いわゆる闇バイト強盗と呼ばれる、SNS上での実行犯を募集する手口の強盗や特殊詐欺事案への対策でございます。
 本日の会議で策定された緊急対策プランに基づき、総務省においては、電話契約時の本人確認の実効性確保のためマイナンバーカードの公的個人認証の活用推進。高齢者が被害に遭わない環境を構築するため、いわゆるナンバーディスプレイの普及拡大や自宅電話番号の変更支援。実行犯を生まないため、青少年がSNSを通じて犯罪に加担する事態を防ぐ対策に取り組んでまいります。
 第二のテーマは、不審者の学校侵入防止対策の強化でございます。
 埼玉県戸田市の事件を踏まえ、文部科学省において、不審者の学校侵入防止対策の強化に係る国庫補助制度が拡充されます。
 これに合わせて、総務省としても地方財政措置を拡充し、実質的な地方負担を軽減することといたします。児童生徒の安全を守るため、文部科学省と連携しながら、学校における防犯対策の強化を推進してまいります。
 詳細は、それぞれ、総合通信基盤局、自治財政局にお問い合わせください。
 
 私からは以上です。

質疑応答

マイナポイントの申込期限

問:
 マイナポイント事業に関して1問お願いいたします。ポイントを受け取るためのマイナンバーカードの申請自体はすでに期限を区切っておりますが、ポイントを受け取るための、ポイント自体の申請期限が5月末に控えております。一方で、カードの交付に時間がかかっていることなどの状況を勘案して、更なる延長を求める声があります。延長に向けた検討状況を教えていただけますでしょうか。
答:
 マイナンバーカードにつきましては、マイナポイントの対象となるカードの申請期限が間近となった2月末に申請が急増いたしまして、過去の最大件数を大幅に上回る1日100万件を超える申請があるなど、多くの国民の皆様に申請をいただいたところでございます。3月13日に累計の申請件数は9,500万件を超え、15日時点での人口に対する割合は約75.6%となったところでございます。
  マイナポイントの申込には、カードの交付を受けていただく必要がございまして、総務省では市区町村に対し、交付窓口や人員の増強、土日・夜間開庁などに取り組んでいただくよう要請を行い、国費による支援を行うなど、カードの交付体制の確保・充実に取り組んでいるところでございます。
  ご質問いただいたポイントの申込期限の延長についてでございますが、現時点で何らかの方針が決定した事実はございませんが、いずれにしましても、申請期限までにカードを申請された国民の皆様に安心してポイントを申し込んでいただけるようにする必要があると考えておりまして、各自治体におけるカードの交付の進捗状況を十分把握しながら、必要な対応を進めてまいりたいと考えているところでございます。

政治的公平性に関する行政文書

問:
 放送法に関連する行政文書の件で伺います。総務省は昨日夕方の参議院予算委員会の理事懇で、行政文書の調査に関連した資料を提出されました。ただ、その後その資料についてはもともと公表されるという話を伺っておりましたが、公表は取りやめとなりました。まずこの理由について伺いたいのと、理事懇について本日午後も予定されているわけですが、総務省としてはどのように対応されるお考えでしょうか。
答:
 昨日16日の参議院予算委員会の理事懇談会で、求められた事項についてご報告申し上げたと承知をしておりますが、引き続き理事懇談会で議論されているとも承知をしておりまして、理事懇談会でご確認いただけましたら、できる限り公表してまいりたいと考えているところでございます。
  総務省としては、精査を進めていく中で、確認ができたこと、ご説明・ご報告できることにつきましては、段階的にでも速やかにご説明・ご報告してまいりたいと考えているところでございまして、また、国会のお求めに対しては、引き続き真摯に対応してまいりたいと考えております。

問:
  ありがとうございます。それでは会見を終了いたします。
答:
 はい。ありがとうございます。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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