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会見発言記事

鈴木総務事務次官記者会見の概要

平成21年9月3日

冒頭発言

 本日の事務次官等会議では、消費者庁長官になられました内田さんがメンバーに入って、ごあいさつがございました。会議の中では、当省関係の案件は1つ。「平成21年8月30日執行衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調(速報)」だけは、提出いたしましたが特に発言をいたしておりません。
 以上でございます。

質疑応答

日本郵政(1)

問:
 郵政事業に関してですが、民主党と社民党、国民新党の連立協議の中で、株式の売却凍結ですとか、抜本的な事業見直しを行う方針を確認されたようですが、これについての御見解と対応についてお聞かせください。
答:
 これは選挙の前から、各党がいろいろな形でおっしゃっていたことでございますので、そういう見直しということは十分私どもとしても分かっていた話でございますが、具体的な内容につきましては、その報道で見る限りでもよく中身は分かりませんので、具体的な指示があると思いますので、それを受けて国民にとってより良い民営化となりますように適切に対応していきたいと思っております。
 ちなみに最初の方の御質問の株式売却について言えば、日本郵政自身の株式は、政府が売り出すわけでございますし、金融2社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式については、日本郵政株式会社、いわゆる持株会社が売り出すわけですが、それも業務計画の認可の対象でございますので、いわばガバメントリーチの範囲にはあるわけですが、政策の最高の発現形態である法律という形で、それを示されれば非常にはっきりするということは明らかでございます。その意味で、株式売却の凍結を法律の形で定めたいということをおっしゃっているということは承知しております。

予算(1)

問:
 次官、予算の執行についてなのですが、民主党を中心とした政権の発足に伴い、予算の大幅な見直しがされる見通しというか、そういう方向性を民主党は打ち出しているのですが、それに伴ってほかの省庁では、予算の執行を一部凍結して様子を見るというか、そういう動きもあるようですけれども、総務省所管の予算でそういうようなことを今やられているというか、やる御予定があるかどうかというのをお聞きします。
答:
 今の御質問は、今年度の予算の執行という意味ですね。私どもではもちろん、そういう御指示があれば、改めてもう一度見直しをしなければいけないとは思っておりますけれども。来年度予算に向けて、前年度あるいは今年度で十分な成果を上げていないというふうに自ら判断したものにつきましては、来年度予算の要求もしておりませんし、あるいは大幅に減額をするということで考えております。これは概算要求提出に当たりまして、御説明を申し上げたとおりでございます。
 今年度予算について言えば、執行を止めなければならないというふうなものは、今のところは考えておりません。また、今まで実際に執行していないものをすべて見直せという御指示があれば、また別途考えなければいけないとは思っておりますが。ちなみに、過日、某新聞社の中で、基金を作っているものはうんぬんというのがございましたが、総務省予算の中にグリーン家電のための基金を作って、2,945億円というものがありましたが、それだけいただけると有り難いのですが、残念ながらそうではございませんで、750億円分だけが私どもの予算でございます。あれは御存知のとおり、エコポイントのもとになるものでございまして、請求がある度に、環境省と経済産業省と私どもで選定した社団に必要な金額を支出しております。これは現実に買っていただいている、あるいはいろいろな商品についてのエコポイントという形で国民の皆様方が期待されているものでございますので、執行していないと言えば執行はしていないのですが、最終的には出てはいないのですが、ただ、請求があったときに、「実はそのエコポイントは使えません。」というわけにもいかないのではないかと思っております。

日本郵政(2)

問:
 次官、前回ちょっと聞き忘れたのですけれども、総選挙中に日本郵政の会長人事が決まりました。それで、社外取締役の西岡さんが会長に就任されたわけなのですけれども、佐藤総務大臣が以前おっしゃっていた外部から新たに登用するというのとは若干条件がそぐわない形になったわけですけれども、その点について次官としてのお考え、感想をお聞かせください。
答:
 6月に佐藤大臣の方から会長を設けるに当たっては、部内の方ではない方の方が望ましいという御発言をされたことはそのとおりでございます。しかしながら、社内外の候補者に当たった結果として、西岡さんに会長になっていただくことにしたというふうに聞いておりますので、日本郵政においてもそれなりの努力をした上で結論として、西岡さんに会長になっていただいたというものだと思っております。

予算(2)

問:
 次官、先ほどの予算の関連なのですけれども、次官が今おっしゃっていたのは今年度の補正予算も含めてということなのですか。エコポイントは補正ですか。
答:
 はい。今、私は、今年度予算というのは当初予算と補正予算と合わせて申し上げたつもりですが。当初予算についてのみということでございますか。
問:
 いえ。
問:
 ありがとうございました。
答:
 はい、ありがとうございました。

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