総務省トップ > 広報・報道 > 報道資料一覧 > 無線局免許手続規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集

報道資料

平成23年6月24日

無線局免許手続規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集

−ラジオゾンデの高度化に関する規定の整備−
 総務省は、ラジオゾンデの高度化に関する規定の整備のため、無線局免許手続規則の一部を改正する省令案及び電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案を作成しました。
 つきましては、同省令案及び同訓令案について、平成23年6月25日(土)から同年7月25日(月)までの間、意見募集をします。

1 概要

 ラジオゾンデとは、気球、航空機等に設置して、上空における大気の気温、湿度、気圧、風向・風速等の気象情報を地上に送信する無線設備です。
 現在、天気予報等を行うための気象観測においては、上空の大気を直接測定するために、ラジオゾンデを利用して、高層気象観測が行われていますが、多地点同時観測や短時間連続観測等のニーズの多様化に対応して、総務省においては、ラジオゾンデの高度化とともに占有周波数帯幅を狭帯域化し、割当可能な周波数の拡張化を図るための制度整備を行ってきました。
 本件は、ラジオゾンデを運用の態様別に周波数を割り当てる等、関係当事者間による混信防止が図られるよう、関係規定の整備を行うものです。

2 主な改正内容

(1) 無線局審査時にラジオゾンデの運用態様を考慮して周波数割当てを行うため、固定観測の場合は、申請書に添付する書類の無線局事項書の通信の相手方の欄にその旨を記載すること。
(2) 狭帯域ラジオゾンデに割り当てる周波数は、403.3MHzから405.7MHzまでの25波の共用周波数とし、関係当事者間による混信防止のための運用調整を前提に割当てをすること。
(3) 狭帯域ラジオゾンデに割り当てる周波数は、固定観測と固定観測以外の態様別に割当てをすること。

3 意見公募要領

(1) 意見募集対象
 ・ 無線局免許手続規則の一部を改正する省令案(別添1:新旧対照表(PDF)
 ・ 電波法関係審査基準の一部を変更する訓令案(別添2:新旧対照表(PDF)
(2) 意見提出期限
 平成23年7月25日(月)  17:00まで(郵送の場合は、同日付け必着)
 
 
 詳細については、別紙の意見募集要領を御覧ください。
 なお、意見募集対象は、総務省ホームページの「報道発表」欄及び電子政府の総合窓口[e-Gov](https://www.e-gov.go.jp/)の「パブリックコメント」欄に掲載するとともに、連絡先において配布します。
 

4 今後の予定

 意見募集終了後速やかに、寄せられた意見を踏まえ、関係省令等の改正をする予定です。
連絡先
総合通信基盤局電波部基幹通信課重要無線室
桑鶴課長補佐、棚田重要無線係長、大江官
電 話:03-5253-5888 FAX:03-5253-5889
E-mail:j-musen_atmark_ soumu.go.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。
・気象観測用ラジオゾンデの高度化に向けた技術的条件(情報通信審議会からの一部答申)(平成20年12月11日)
・無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会への諮問及び意見公募(平成21年1月21日)
・無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会からの答申及び意見募集の結果(平成21年3月11日)

ページトップへ戻る