平成25年7月10日(水)から同年7月17日(水)まで札幌市においてITU-R SG5 WP5D第16回会合が開催されます。WP5D会合は、IMT(International Mobile Telecommunications:移動通信システムの国際標準)に関する検討を行っている専門家会合です。
(1)会合の概要
WP5D(Working Party 5D:5D作業部会)は、ITU-R(International Telecommunication Union Radiocommunication Sector:国際電気通信連合無線通信部門)のSG5(Study Group 5:第5研究委員会)の下に設置されている専門家会合としてIMTに関する検討を行っており、ITU-Rの専門家会合の中で最も活発に活動している会合の1つです。
総務省は、次世代移動通信システムの国際標準化活動に貢献し、この分野における我が国の国際的な地位の一層の向上のため、ITU-R SG5 WP5D第16回会合を日本に招致しました。日本での開催は、WP5Dの前身会合であるWP8Fを平成19年5月に京都で開催して以来、約6年ぶりとなります。
(2)開催場所及び日程等
ア.会 場 札幌パークホテル(北海道札幌市中央区南10条西3丁目1番1号)
イ.日 程 平成25年7月10日(水)から同年7月17日(水)まで
ウ.出席者 各国電気通信主管庁、標準化機関、電気通信事業者、メーカー等から250名程度を想定
(3)今回のWP5D会合の主な議題
ア.2015年の世界無線通信会議(WRC-15)へ向けたIMTの周波数追加特定に関する検討
イ.2015年の世界無線通信会議(WRC-15)へ向けた第1地域(欧州、アフリカ等)における694-790MHzの周波数利用方法の検討
ウ.将来のIMT技術の発展に関する検討
(4)会合に対する総務省の取組
総務省は、増大し続ける移動通信トラヒックに対応するため、より多くの帯域を移動通信システムに利用できるよう、IMTの周波数追加特定へ向けたWP5Dの検討に積極的に貢献します。