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報道資料

平成27年3月12日
情報通信審議会
情報通信技術分科会
航空・海上無線通信委員会

「9GHz帯航空機搭載型合成開口レーダーシステムの技術的条件」の検討開始

 情報通信審議会情報通信技術分科会 航空・海上無線通信委員会(主査:三木 哲也 電気通信大学 特任教授)において、昭和60年4月23日付電気通信技術審議会諮問第10号「航空無線通信の技術的諸問題について」のうち「9GHz帯航空機搭載型合成開口レーダーシステムの技術的条件」の検討を開始いたします。

1 検討開始の背景

 我が国では、東日本大震災や御嶽山噴火など被害の状況把握が危険かつ広範囲にわたる大規模な自然災害が多発しています。
 航空機に搭載した9GHz帯合成開口レーダーシステムは、夜間や噴煙など視界がきかない状況下においても、上空から電波を用いて広範囲に被災・災害の情報収集が可能であり、官民で実用化に向けた実用検証が行われています。
 一方では、利用する周波数帯は、気象レーダーや船舶航行レーダーなど各種レーダーシステムが存在し、共用するための技術的検討が必要となります。
 このような背景を踏まえ、今般9GHz帯航空機搭載型合成開口レーダーシステムの実用化に向けて、必要な技術的条件について検討を開始するものです。
  ※ 合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar) :地上に向けて電波を発射し、その反射波を受信側の合成開口の信号処理技術を用いて、対
   象物を高い分解能で取得可能なレーダー。

2 検討内容

 昭和60年4月23日付電気通信技術審議会諮問第10号「航空無線通信の技術的諸問題について」のうち「9GHz帯航空機搭載型合成開口レーダーシステムの技術的条件」

3 今後の予定

 検討結果については、平成27年内に情報通信審議会情報通信技術分科会に報告する予定です。





9GHz帯各種レーダーシステム概念図
連絡先
【内容について】
航空・海上無線通信委員会事務局・航空担当
(総合通信基盤局 電波部 衛星移動通信課)
担当:竹下課長補佐、深松航空係長
電話:(直通)03-5253-5902
    (代表)03-5253-5111  内線 5902
FAX:03-5253-5903
E-mail:aeronautical.radio_atmark_ml.soumu.go.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。
【情報通信審議会について】
情報通信審議会事務局
 (情報通信国際戦略局 情報通信政策課 管理室)
担当:猪飼課長補佐、横溝調整係長
電話:(直通)03-5253-5957
    (代表)03-5253-5111  内線 5957

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