報道資料
令和2年9月1日
総務省
国立研究開発法人情報通信研究機構
多言語音声翻訳コンテスト(第3回)の開催
−「言葉の壁」をなくす新しいアイデア・試作品を募集します−
総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、多言語音声翻訳技術の新たな活用方法の「アイデア」と「試作品(PoC)」を募集する「多言語音声翻訳コンテスト(第3回)」を開催します。
これは、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現することを目的とする「グローバルコミュニケーション計画2025」の一環として行うもので、優秀作品には総務大臣賞、NICT賞等を授与します。
本コンテストは、平成30年度から毎年開催しており、今回で3回目の開催となります。
1 概要
総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、「グローバルコミュニケーション計画2025」(※1)を推進し、多言語音声翻訳技術の開発・普及に取り組んでいます。
この一環として、多言語音声翻訳技術の更なる普及や多種多様な翻訳サービスの創出を加速すべく、昨年度に引き続き(※2)、「言葉の壁」をなくすための多言語音声翻訳技術に関し、新たな活用方法の「アイデア」と「試作品(PoC)」を募集する「多言語音声翻訳コンテスト(第3回)」を開催します。優秀作品には総務大臣賞、NICT賞等を授与することとしています。
世の中を変えることができるような新しい発想・アイデアを、お待ちしております。
(※1)「グローバルコミュニケーション計画2025」(2020年3月)
2025年にはAIによる「同時通訳」の実現を目指すなど、多言語翻訳技術の更なる高度化に向けた研究開発等を推進すべく、産学官が連携・協力して取り組む新たなミッション、ビジョン、目標、行動等の方針をまとめた計画。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000678485.pdf
(※2)昨年度の多言語音声翻訳コンテスト(第2回)では、合計228件の応募の中から、アイデアコンテストにおいて優秀賞8件、試作品(PoC)コンテストにおいて総務大臣賞(最優秀賞)1件、NICT賞(次点)1件、優秀賞1件を選定。開催模様は以下のとおり。
「アイデアコンテスト」(令和元年12月14日(土)): https://tagen.go.jp/report/report2019-idea.html
「試作品(PoC)コンテスト」(令和2年3月14日(土)): https://tagen.go.jp/report/report2019-poc.html
2 多言語音声翻訳コンテストにおける「アイデア」と「試作品(PoC)」の募集について
本コンテストでは、「アイデア部門」と「試作品(PoC)部門」の2種類を募集します。
「アイデア部門」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しい「アイデア」を、「試作品(PoC)部門」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しいアプリ・サービス・製品の試作品を募集します。
応募は、専用Webサイトの応募フォームにて、いずれも令和2年9月1日(火)から受け付けます。募集内容や応募方法など、詳しくは専用Webサイトを御覧ください。
・専用Webサイト:
https://tagen.go.jp/
・募集締切: 令和2年11月27日(金)
3 コンテストの概要
専用Webサイトにて御応募いただいた「アイデア」及び「試作品(PoC)」について選考の後、令和2年12月中旬頃に一次審査通過者を決定します。一次審査通過者には、令和3年1月30日(土)に開催する「多言語音声翻訳コンテスト」にてプレゼンテーションをしていただき、審査の上、優秀作品を選定して表彰します。
・ 開催日:令和3年1月30日(土)10時〜
・ 会場: MY PLAZA ホール(東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命ビル4階)
※新型コロナウイルス感染症の影響により、開催方法を変更する可能性がございます。
詳細決定後、専用Webサイト上で掲示の上、出場者の皆様に連絡いたします。
4 「多言語音声翻訳API」の開放について
多言語音声翻訳技術を簡便に利用して試作できるよう「多言語音声翻訳API」を広く開放いたします。本APIでは、NICTが開発した多言語音声翻訳機能(音声認識、翻訳、音声合成)を利用できます。本コンテストへの参加の有無にかかわらず御利用いただけますので、専用Webサイト上の「多言語音声翻訳API利用申請」より、申請の上、御利用ください。
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