第25回万国郵便大会議は、来る9月24日（月）から万国郵便連合（UPU）の全加盟国の代表等が参加し、UPUにおける重要事項の審議を行うため、カタールのドーハで開催され、我が国からは総務大臣を団長として、総務省及び外務省で構成される日本代表団が出席する予定です。詳細は以下のとおりです。
1 期間
平成24年9月24日（月）から10月15日（月）まで（22日間）
2 開催地
3 出席者
UPUの全加盟国（192カ国）の代表、国際連合及びその専門機関並びに郵便利用者団体等関係機関からのオブザーバーなど約1，500名の参加が見込まれ、我が国からは総務大臣を団長として、総務省及び外務省で構成される日本代表団が出席する予定です。
総務省からの主な出席者は別紙のとおりです。
4 審議される重要事項
（1）郵便戦略の策定
今後4年間における国際郵便発展のための加盟国政府、事業体等の活動方針である「ドーハ郵便戦略」が採択される予定です。これに関連して、加盟国の関係閣僚、規制機関の長、国際機関の長等が一堂に会し、今日の郵便セクターが直面する戦略的課題等について議論する「閣僚級会合」が開催され、我が国からは総務大臣が参加する予定です。
（2）UPU憲章及び一般規則の改正
UPUの機関及び加盟国から提出された議案を審議し、国際郵便に適用されるUPU憲章及び一般規則が改正される予定です。この中で、UPUの年次予算の最高限度額等が審議されます。
（3）万国郵便条約等の改正
到着料（各国の郵便事業体間で支払う国際通常郵便物の配達費用に対する補償金を「到着料」といいます。）に係る料率、国際郵便におけるセキュリティ対策等が審議されます。
5 選挙
大会議では、管理理事会及び郵便業務理事会の理事国選挙並びに郵便業務理事会の議長選挙等が実施されます。我が国は、両理事会の理事国選挙及び郵便業務理事会の議長選挙に立候補しています（郵便業務理事会の議長については、日本として初めての立候補。）。
なお、我が国は、現在郵便業務理事会の理事国です（管理理事会の理事国には連続3選禁止規定があり、前回は立候補しなかったため。）。
6 参考
万国郵便大会議は、万国郵便連合（UPU）の最高意思決定機関で4年に1回開催されます。大会議では、UPUの活動方針の決定、UPUの経費の最高限度額の決定、国際郵便業務及び国際送金業務に関する条約類の改正及び締結、常設機関である2つの理事会の理事国の選出等を行うことになっています。
