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報道資料

平成30年8月17日

「動力ボートの効果的活用による救助技術の高度化に関する検討会」の開催

動力ボート(エンジン付きボート)を活用した救助活動の充実を図ることを目的として、「動力ボートの効果的活用による救助技術の高度化に関する検討会」を開催し、動力ボートによる救助活動を安全かつ迅速に実施するための活動要領等について検討を行っていくこととしましたのでお知らせします。

1 背景・目的

 近年、局所的な豪雨、台風等により市街地が浸水し、住民が孤立する水難救助事象が多く発生しています。そうしたことから、昨年度、洪水・津波災害等における災害発生直後の水難救助活動に焦点をあて、その特徴や災害環境を的確に把握するための知識等を取りまとめ、装備や技術に応じた活動内容の整理を図ることにより、専門部隊とそれ以外の隊員が効果的に連携し、安全かつ効果的な救助活動の実施につなげることを目的として検討会を行い、報告書をまとめました。
 今年度は、その中で有効な救出方法として触れた「ボートによる救助」について、効果的な活用により、安全かつ迅速に多くの住民を救出することができる「動力ボート」の使用に焦点をあて、より専門的な見地から、その救助手法等について検討を行うこととしました。
 このため、各消防本部の対応状況等について現状分析を行うとともに、これまでの実災害において培った経験や教訓を踏まえ、安全かつ迅速な救助活動を実施するための活動要領等について検討を行います。

2 検討事項(予定)

(1)基本操作要領
(2)救助活動要領
(3)安全管理要領
(4)先進的・効果的な資機材の導入
(5)訓練方法・研修機関等の提示

3 スケジュール

 第1回検討会を平成30年8月22日(水)に開催する予定です。

4 委員

 【委員】
(学識経験者・関係省庁等)
・安倍 淳 一般社団法人 日本小型水難救助艇協会代表理事
・石川 仁憲 国際ライフセービング連盟ILS Rescue Commission委員
・石原 典雄 国土交通省海事局安全政策課長
・榎本 雄太 海上保安庁交通部安全対策課長
・菊地 太 一般財団法人日本ライフセービング協会
溺水防止救助救命本部副本部長
・河野 順 日本小型船舶検査機構業務部長
・小林 恭一 東京理科大学総合研究院教授
・田辺 晃 一般財団法人日本海洋レジャー安全・振興協会試験部長
・東城 英雄 海上保安庁警備救難部救難課長
・山岡 宏 全米安全運航州法管理官協会安全運航指導員
・吉村 高寛 公益財団法人マリンスポーツ財団事業部長

(消防関係機関)
・五十嵐 潤一 東京消防庁警防部救助課長
・稲継 丈大 全国消防長会事業部事業企画課長
・岡本 拓司 北九州市消防局警防部警防課長
・川勝 隆 藤沢市消防局参事兼警防課長
・篠原 秀和 大津市消防局警防課長
・東谷 浩二 西宮市消防局警防部警防課長
・牧野 英二 名古屋市消防局消防部特別消防隊長
 
【事務局】
消防庁国民保護・防災部参事官付
 
連絡先
消防庁国民保護・防災部参事官付
 担当:布川補佐、松浦係長、足立事務官
 電話03-5253-7507(直通)、FAX 03-5253-7576

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