平成30年8月の全国における熱中症による救急搬送人員数は30,410人でした。 これは、昨年8月の救急搬送人員数17,302人と比べると13,108人多くなっています。
○ 全国の熱中症による救急搬送状況の年齢区分別、傷病程度別等の内訳は次のとおりです。
・救急搬送人員数の年齢区分では、高齢者が最も多く、次いで成人、少年、乳幼児の順となっています。
・搬送された医療機関での初診時における傷病程度をみると、軽症(外来診療) が最も多く、次いで中等症(入院診
療)、重症(長期入院)の順となっています。
・発生場所ごとの救急搬送人員数をみると、住居が最も多く、次いで道路、公衆(屋外)、仕事場1の順となっています。
※仕事場1とは、道路工事現場、工場、作業所等
・都道府県別人口10万人当たりの救急搬送人員数は、長崎県が最も多く、次いで熊本県、岡山県の順となっています。
○ 熱中症は正しい知識を身につけ、適切に予防することで、未然に防ぐことが可能です。予防対策として日陰や涼しい
ところで休憩をとること、こまめに水分補給を行うこと、屋外では帽子をかぶることなどに心がけてください。
○ 消防庁では、熱中症予防啓発のコンテンツとして、「予防啓発ビデオ」「予防啓発イラスト」「予防広報メッセージ」「予
防啓発取組事例集」を消防庁HP熱中症情報サイトに掲載しています。
全国の消防機関をはじめ、熱中症予防を啓発する関係機関にも御活用いただけるよう、以下の消防庁HPにコンテン
ツを掲載していますので、 是非御活用ください。
○ 資料の入手方法
資料については、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/)に、本日(20日(木)14時)を目途に掲載するほか、
総務省消防庁救急企画室(総務省3階)において閲覧に供するとともに配布します。