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報道資料

平成31年3月29日
消防庁

「加熱式たばこ等の安全対策検討会報告書」の公表

 火を使用しない新たなたばこ(加熱式たばこ)の市場が急速に拡大する中、これらの火災発生危険を検証・整理するなどして、消防法令等の適用及び安全対策を整理するため、消防庁では、「加熱式たばこ等の安全対策検討会」を開催した結果、今般、報告書がとりまとめられましたので公表します。
 

【検討結果】

1 加熱式たばこ等の火災発生危険について
  加熱式たばこ3製品(IQOS 2.4PLUS、Ploom TECH、glo)の火災発生危険及び安全装置等について確認したところ、様々な安全対策に取り組まれており火災発生危険が紙巻たばこより低いことがわかった。

2 喫煙規制及び火気規制について
(1)喫煙規制の扱いについて
   ・  このような安全対策に取り組まれた加熱式たばこが普及すれば、たばこ火災の低減に一定の効果がある。
   ・  今後新たな製品や互換品の出現が想定されること等に鑑みれば、加熱式たばこの使用について、現時点で消防法や火災予防条例(例)で定める喫煙規制の対象外であると一律で判断することは困難である。
   ・ 今回の検討会の検討内容を踏まえた安全性を確認するための規格や基準などによって客観的な評価が行われることとなった際に、喫煙規制の適用について判断されることが望ましいと考えられる。
(2)危険物施設の火気規制について
   ・  危険物施設における火気規制については、火災発生危険のある製品が使用される危険性を排除できないこと、加熱式たばこが使用された場合に従来の紙巻たばこと見分けることができないこと等から、危険物を貯蔵し又は取り扱う場所において使用しない運用とすることが安全管理上適当である。

詳細については、消防庁ホームページをご覧ください。
https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/2018/



 
連絡先
(連絡先)消防庁予防課 島村補佐、柏原係長
TEL:03-5253-7523(直通)FAX:03-5253-7533
 

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