1 危険物安全週間について
ガソリン、灯油、軽油などの燃料や、塗料などの原料となる危険物は、私たちの生活の中で身近な存在となっています。しかし、取扱いを誤ると大きな事故を招く危険性を有していることも認識した上で、安全に取り扱うことが重要です。消防庁では、毎年6月の第2週を危険物安全週間として、危険物の保安に対する意識の高揚及び啓発を全国的に推進しています。危険物安全週間中には、危険物施設における保安体制の整備促進、危険物に関する知識の啓発普及及び危険物保安功労者の表彰を重点事項として、各地域において様々な行事が行われます。
2 消防庁長官賞について
危険物安全週間中に開催される、危険物安全大会(令和元年6月3日)において危険物の保安に対する意識の高揚及び啓発を推進することを目的に、消防庁長官賞の表彰を行います。
(1)危険物保安功労者表彰(28名・4団体)
永年にわたり、危険物関係事業所等において危険物の取扱い等に関する技術の向上、施設の改善等により、危険物の安全管理の推進に努めるとともに、危険物の安全管理に関する教育、啓蒙等を通じて危険物の保安に関する行政の推進に協力し、もって国民生活の安全の確保に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰します。
(2)優良危険物関係事業所表彰(39事業所)
危険物関係法令の遵守はもとより、危険物施設の位置、構造及び設備並びに危険物の取扱いに係る保安上の措置の自主的かつ積極的推進、危険物の安全管理に関する教育の徹底等を通じて危険物の保安に関する行政の推進に協力し、もって国民生活の安全の確保に顕著な功績のあった危険物関係事業所を表彰します。
(3)危険物安全週間推進標語表彰(1名)
危険物の保安に対する意識の高揚及び啓発を図るため「危険物安全週間」を推進し、危険物事故の防止と危険物の貯蔵・取扱いの安全を呼びかけるために募集された標語の入選作品を表彰します。
(4)危険物事故防止対策論文表彰(1名)
危険物施設等における事故事例を教訓とした事故防止対策や事故防止に係る技術の開発・改善等を図ることを目的に募集された「平成30年度危険物事故防止対策論文」の入選論文を表彰します。
(5)感謝状贈呈(2名)
永年にわたり消防の発展に貢献し、その功績が顕著であった者に対して感謝状を贈呈します。