平成28年11月14日に、鈴木総務審議官は、タイ王国バンコクでタレス国家放送通信委員会委員長(以下、「タレス委員長」とします。)と会談を行うとともに、総務省とタイ王国国家放送通信委員会との間の放送・通信分野の協力に関する覚書に署名(署名者:鈴木総務審議官、タコーン国家放送通信委員会事務局長)しました。
1 覚書の背景
(1) 平成27年4月、高市総務大臣がタイを訪問した際、タレス委員長と会談を行い、通信・放送分野の協力に関する共同プレス声明を発出し、相互に協力していくこととしました。また、平成27年11月にも、広島においてタレス委員長と会談を行い、協力に関する覚書について検討していくことで合意しました。
(2) 上記会談以降、総務省とタイ王国で放送・通信事業を監督する国家放送通信委員会との間で、実務レベルでの協力に向けた議論を重ねてきたところです。
(3) このたび、両国の間で、放送・通信分野の協力に関する覚書を結ぶことができる運びとなったことから、総務省の鈴木総務審議官がタイを訪問し、平成28年11月14日に、タイ王国バンコクでタレス委員長と会談を行うとともに、タレス委員長と佐渡島志郎駐タイ大使の立会いの下、鈴木総務審議官とタコーン国家放送通信 委員会事務局長との間で、放送・通信分野の協力に関する覚書の署名を行いました。
2 覚書の概要
総務省とタイ王国国家放送通信委員会との間で、電波監理、サイバーセキュリティ、放送コンテンツ、先進的放送技術、移動通信等における協力を推進していくこと等について合意しました。
3 今後の方針
総務省としては、本覚書に基づき、放送・通信分野におけるタイ王国国家放送通信委員会との協力を一層推進していきます。