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報道資料

平成22年10月31日
内閣官房情報セキュリティセンター
総務省

「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」の制定について

10月29日に「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」イベントが実施され、本日沖縄県名護市で開催されたAPEC電気通信・情報産業大臣会合で今後毎年実施することが確認されました。本年の取り組みとして、各エコノミーで共通のロゴ及び推奨される情報セキュリティ対策(サイバーセキュリティトップティップス)を作成し、公開しました。

1.「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」について

 本年10月30日〜31日に沖縄県名護市で開催されたAPEC電気通信・情報産業大臣会合において、「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」イベントを毎年実施し、APEC域内における意識啓発を推進していくことが確認されました。APEC加盟諸国共通のサイバーセキュリティに係る意識啓発の日が設けられたのは初めてのことです。  本イベントはAPEC電気通信・情報作業部会において提案され、今回の大臣会合のサイドイベントとして10月29日に実施されました。

2.「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」に係る行事等

 本年は、「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」に係わる行事として、APEC加盟エコノミーにより採択された共通のロゴ(※1)や、一般ユーザがインターネットを安心・安全に利用する上で推奨される情報セキュリティ対策(サイバーセキュリティトップティップス)(※2)を公開しました。また、併せてエコノミー毎に独自の取り組みも実施され、我が国においては、APEC電気通信・情報産業大臣会合において「APECサイバーセキュリティ意識啓発ポスター展示イベント」を韓国と共催し、10エコノミーから計24枚のサイバーセキュリティ意識啓発に係るポスターの展示(※3)を行いました。  我が国は今後とも本取り組みを支援し、APEC域内におけるサイバーセキュリティの意識向上に貢献して参ります。
(※1)「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」公式ロゴ
「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」公式ロゴ
(※2)推奨される情報セキュリティ対策5カ条
    (サイバーセキュリティトップティップス)
サイバーセキュリティトップティップス
   「推奨される情報セキュリティ対策5カ条
 サイバーセキュリティトップティップス)」(仮訳)
 
  1. 強力なパスワードを使用し、安全に管理しましょう:
    パスワードは最低でも8文字以上とし、数字や記号を混ぜるようにしましょう。また、最低でも90日程度の期間
   で定期的にパスワードを変更し、パスワードをインターネット、電話及び電子メールなどで知らせたりしてはいけま
   せん。
 
  2. セキュリティ対策ツールを使用し、更新を忘れないようにしましょう:
    あなたのコンピュータを保護するために、ファイアウォールやアンチウイルス、アンチスパイウェアといったツールを
   使用しましょう。また、これらのツールの定期的な更新だけではなく、オペレーティングシステムや導入している
   アプリケーションのセキュリティパッチを適用することで、既知のぜい弱性による攻撃に対応することができます。
 
  3. 重要なファイルはバックアップを取りましょう:
    オンライン決済等の記録等の重要なファイルはバックアップを取り、厳重に保護しておきましょう。
 
  4. あなたがネット上で誰とやりとりしているのかを知っておきましょう:
    素性の判らない相手から送られた添付ファイルを開いたり、教えられたリンクを安易にクリックしたりしてはいけ
   ません。
 
  5. オンラインでは常に注意を払いましょう:
    不必要に個人情報をインターネット上に公開してはいけません。また子供がインターネット上で、どのような
   サイトにアクセスしているかといった活動について、監視をしておきましょう。
 
 
  (※3)ポスター展示イベントでの様子 
連絡先
内閣官房情報セキュリティセンター
担 当:木曽参事官補佐、小松参事官補佐
電 話:03-3581−3768
FAX:03-3581−7652
総務省情報流通行政局情報流通振興課
情報セキュリティ対策室
担 当:水野課長補佐、吉田係長
電 話:03−5253−5749
FAX:03−5253−5752

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