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報道資料

平成21年6月8日
総務省
全国過疎地域自立促進連盟

平成21年度過疎地域自立活性化優良事例表彰団体の決定

 総務省及び全国過疎地域自立促進連盟は、平成21年度の過疎地域自立活性化優良事例として、総務大臣賞4団体及び全国過疎地域自立促進連盟会長賞3団体を下記のとおり決定しました。
 なお、表彰式については、来る7月8日(水)午後1時30分より、長野県木曽町で行われる「全国過疎問題シンポジウム2009inながの(全体会)」において執り行います。

1【過疎地域自立活性化優良事例表彰】

 本表彰は、地域の自立と風格の醸成を目指した過疎地域の取組みを奨励するため、創意工夫をもって過疎地域の活性化に取り組み、すぐれた成果を上げ、過疎対策の先進的、モデル的事例としてふさわしい団体であること等を審査の基準として、優良事例を過疎地域自立活性化優良事例表彰委員会(委員長 宮口(みやぐち) 廸(としみち) 早稲田大学教育・総合科学学術院長)において選定のうえ、表彰するものです。

2【受賞団体及びテーマ】

◎総務大臣賞(4団体)

団体名 テーマ(キャッチフレーズ)
福島県  特定非営利活動法人
ゆうきの里東和(とうわ)ふるさとづくり協議会

二本松市(にほんまつし)
里山の恵みと人の輝くふるさとづくり
〜君の自立、ぼくの自立がふるさとの自立〜
長野県  木曽広域連合(きそこういきれんごう) 豊かな自然を活かした地域活性化と交流人口の増加
〜広域的な取組による水と緑のふるさとづくり〜
和歌山県 田辺市(たなべし) 「元気かい!集落応援プログラム」
熊本県  水俣市(みなまたし) 元気な村づくり
〜人が元気、地域が元気、経済が元気〜
◎全国過疎地域自立促進連盟会長賞(3団体)

団体名 テーマ(キャッチフレーズ)
長野県  栄村(さかえむら) 「実践的住民自治」の村づくり
徳島県  美郷(みさと)商工会

吉野川市(よしのがわし)

キレイのさと美郷

沖縄県  ぐすくべグリーンツーリズムさるかの会合同会社

宮古島市(みやこじまし)
宮古島でみつける大切なもの
※全国過疎地域自立促進連盟(会長 村井(むらい) 仁(じん)(長野県知事))は、過疎関係都道府県及び過疎地域市町村等を会員とする団体で、会員相互の緊密な連絡提携により、過疎対策事業の充実強化を図り、過疎地域の自立を促進し、過疎地域における産業、経済の開発振興と地域住民の生活、文化向上を図ることを目的とする団体です。 


連絡先
総務省自治行政局過疎対策室
担当:山中、小池、阿久津
代表電話:03−5253−5111
内線:23134
直通電話:03−5253−5536
FAX:03−5253−5537                 

全国過疎地域自立促進連盟
担当:永嶋
直通電話:03−3580−3070
FAX:03−3580−3602

参考

平成21年度 過疎地域自立活性化優良事例表彰 受賞団体一覧

1.総務大臣賞 (4団体)
都道府県 団体名 テーマ 概 要
福島県 特定非営利活動法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会
(二本松市)
里山の恵みと人の輝くふるさとづくり
〜君の自立、ぼくの自立がふるさとの自立〜
 当法人は、二本松市と合併した旧東和町にある「道の駅ふくしま東和あぶくま館」を拠点とし、安全安心な農産物の生産・加工・販売、桑を始めとした特産品開発、都市との交流や定住・二地域居住の推進、健康づくり活動など市や関係団体と連携し、住民主体の多岐にわたる事業を展開している。
長野県 木曽広域連合 豊かな自然を活かした地域活性化と交流人口の増加
〜広域的な取組による水と緑のふるさとづくり〜
 当連合は、木曽郡の6町村で構成され、地域の持つ豊かな自然や固有の優れた文化などの地域資源を最大限活かし、誰もが安心して暮らせる圏域づくりを進めるため、町村の壁を越えて、生活基盤整備のためのCATV事業、景観形成の整備のための公共サイン事業、木曽川上下流交流事業の推進、木曽川の上下流域住民が一体となって水源地域の森林整備や、木曽川「水源の森」森林整備協定の推進など、広域的な取組を実施している。
和歌山県 田辺市 「元気かい!集落応援プログラム」  当市は、平成17年5月に、5市町村が合併し、それを契機に、「元気かい!集落応援プログラム」に基づく取り組みを全市域に拡大し、過疎集落支援事業、山村地域力再生事業、定住支援協議会の設置、企業の森事業を内容とする「元気な地域づくり事業」や、職員による声かけ活動、過疎集落ふれあい体験事業を内容とする「元気かい!応援事業」を実施している。
熊本県 水俣市 元気な村づくり
〜人が元気、地域が元気、経済が元気〜
 当市は、平成13年に、「水俣市元気村づくり条例」を制定し、地区の自然、産業、生活文化を守り育てる地区を、「村丸ごと生活博物館」として指定している。現在、4地区が指定されている。「村丸ごと生活博物館」では、市から認定された「生活学芸員」が村の案内を、「生活職人」がものづくり体験などを担当し、地区への訪問者と交流を重ねることによって、地域に住む誇りと自信を持ち、そこに住む人々の元気がつくりだされてきた。
2.全国過疎地域自立促進連盟会長賞 (3団体)
都道府県 団体名 テーマ 概 要
長野県 栄村 「実践的住民自治」の村づくり  当村は、「自分たちの地域のことを自分たちが決め、地域の実情にあった政策を実現し、行政の執行過程で住民が直接参加する形を作る」という「実践的住民自治」という考えに基づき村づくりを進めている。具体的には、農家と村職員が話し合って、形状・金額などを決める「田直し」、地主、関係者、村が現地で施工方法等の協議をして施工する「道直し」、住民ヘルパーが村社会福祉協議会に登録し、24時間態勢でヘルパーが駆けつける「げたばきヘルパー」事業などを実施している。
徳島県 美郷商工会
(吉野川市)
キレイのさと美郷  当団体は、平成19年から、美郷の地域資源を有効に活用し、交流人口の増加、地域の活性化、観光振興など活発な事業を展開している。具体的には、「美郷薬草研究会」、「梅酒勉強会」を設立し、専門家の指導のもと無農薬商品や農家レストランによる美郷流マクロビオティック料理の開発、体験型農家民宿の掘り起こし、体験メニュ−の掘り起こしなどを実施している。
沖縄県 ぐすくべグリーンツーリズムさるかの会合同会社
(宮古島市)
宮古島でみつける大切なもの  平成18年から、農村地域の特性を活かした農業体験型の農家民泊事業をスタートさせ、都会からの修学旅行生を受け入れている。農業体験、郷土料理体験、伝統文化体験、自然体験のメニューを設定し、地元農家によるおもてなしを行っている。受け入れ実績は、年々増加しており、都市と農村の交流の促進、地域経済活性化につながっている。

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