平成20年4月18

平成19年「通信利用動向調査」の結果

  総務省では、この度、平成19年末時点の世帯及び企業における情報通信サービスの利用状況、情報通信機器の保有状況等について調査した「通信利用動向調査」の結果を取りまとめました。
 今回の調査結果のポイントは、下記のとおりであり、また、概要は別添(PDF)のとおりです。
【調査結果のポイント】
<インターネット等の普及状況>
  インターネット利用における光回線利用世帯がDSL回線利用世帯を初めて超過
    インターネットの利用者数は、8,811万人に達し、人口普及率は69.0%。世帯のブロードバンド回線利用における光回線の利用率が27.2%から31.3%へと増加する一方、DSL回線は27.7%から18.9%へと減少し、光回線利用世帯がDSL回線利用世帯を初めて超過し、光回線への移行が進展。
  また、個人のインターネット利用端末については、携帯電話・PHS等の移動端末からの利用者数が前年末から201万人増加(2.8%増)して推計7,287万人となった。ワンセグ放送対応、フルブラウザ対応といった移動端末の高機能化により、パソコンでなくとも音声や動画といった大容量コンテンツの利用が容易に行えるようになったことなどが原因の一つであると考えられる。 [p1、2、4、5]

<世帯におけるICT利用の進展>
  非接触型電子マネーの保有率が倍増
    非接触型電子マネーの保有率は、前年の10.7%から倍増して21.5%。ICカードを利用する非接触型電子マネーのうち約半数が「ICカード乗車券と一体のもの」であり、特に首都圏において普及が進展。[p15、16]

<企業におけるICT利用の進展:新規事項>
  ICTの利用やICTに関する組織的取組みが進んでいる企業ほど高い労働生産性
    ASPSaaSを利用している企業は12.6%。ASPSaaSの利用、情報化投資の実施、情報戦略統括役員(CIO)の設置、従業員に対するICT教育の実施といった項目について、企業の労働生産性を比較してみると、ICTの利用が進んでいる、ICTに関する組織的取組みを行っている企業の方が労働生産性が高いという結果が得られた。[p20〜26]

<安心・安全への取組>
  フィルタリングソフト・サービスは、携帯電話において利用が進展
    フィルタリングソフト・サービスについて「よく知っている」又は「聞いたことはある」世帯は、パソコンのフィルタリングソフトが77.7%、携帯電話のフィルタリングサービスが63.3%。子供の使用する機器における利用状況については、パソコンが12・9%、携帯電話が21.6%であり、携帯電話で利用が進んでいる 。[p29]

【調査概要】
  通信利用動向調査は、世帯(全体・構成員)、事業所及び企業を対象とし、統計報告調整法に基づく承認統計として平成2年から毎年実施(企業調査は、平成5年に追加し平成6年を除き毎年実施。世帯構成員調査は、平成13年から実施。なお、事業所調査については、今回は実施していない)。
  世帯調査 企業調査
調査時期 平成20年1月
対象地域 全国
属性範囲・
調査の単位数
20歳以上(平成19年4月1日現在)の世帯主がいる世帯及びその構成員 常用雇用者規模100人以上の企業(農業、林業、漁業、鉱業及び公務を除く。)
サンプル数 6,256世帯 2,850企業
有効回答数(率) 3,640世帯(12,574人)(58.2%) 2,158企業(75.7%)
調査事項 情報通信サービスの利用状況、情報通信機器の保有状況等
対象の
選定方法
無作為抽出
(地方及び都市規模を層化基準とした層化二段抽出)
無作為抽出
(業種及び常用雇用者数を層化基準とした系統抽出)
調査方法 郵送による調査票の配布及び回収

連絡先 情報通信政策局総合政策課情報通信経済室
(担当:鈴木課長補佐、水田係長)
電話 (直通)0352535744
FAX0352535721