「e」から「u」へ

u−Japan政策は、以下に述べる三つの基本軸において進化を図ります。

■ブロードバンドからユビキタスネットへ
e−Japan戦略の目標は大きくクリアし、ブロードバンド環境は充実してきています。 u−Japanでは、これまでの有線中心のインフラ整備から、有線・無線の区別のないシームレスなユビキタスネットワーク環境への移行を目指しています。有線から無線、ネットワークから端末、認証やデータ交換等を含めた有機的な連携によって、あらゆる場面で継ぎ目なくネットワークにつながる環境を整備します。その結果、ネットワークが生活の隅々にまで融け込む草の根のようなICT環境が実現します。

「e」から「u」へ

■情報化促進から課題解決へ
これまでの利活用は、情報化の遅れた分野を後押しするための取組が中心でした。今後は21世紀の社会課題を解決するためにICTを積極的に利活用する段階に移行していきます。その結果、社会に役立つ具体的なツールとしてICTをより深く実感できるようになります。

■利用環境整備の抜本強化
ICTが国民生活に広く普及浸透し、利活用が進むにつれて、プライバシーや情報セキュリティ等の不安や障害が意識されるようになってきています。ICTのいわゆる「影」と呼ばれるこれらの問題を未然に解消し、ユビキタスネット社会を支障無く迎えるためには、利用環境整備を抜本的に強化し、具体的かつ包括的な対策を講ずる必要があります。

u−Japanでは、ICTが草の根のように生活の隅々まで融け込むことで、創意ある利活用を通じた価値創発が促されることがテーマとなっています。

2010年へ向けた課題とICTの可能性

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