大臣・副大臣・大臣政務官の動き

ICTコトづくり検討会議第1回(平成25年3月4日)

平成25年3月4日、第1回ICTコトづくり検討会議が開催されました。
本会議では、我が国企業の「コトづくり」力の強化に向けたICTの徹底的な利活用方策等について議論していくこととしています。
会合には、柴山総務副大臣と橘総務大臣政務官も参加され、構成員によるプレゼンテーションと意見交換が行われました。


会議の冒頭 挨拶をする柴山総務副大臣



会議の冒頭 挨拶をする橘総務大臣政務官


 
【動画】会議の冒頭 挨拶をする柴山総務副大臣

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【動画】会議の冒頭 挨拶をする橘総務大臣政務官

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柴山総務副大臣挨拶

 皆さん、おはようございます。ご紹介をいただきました総務副大臣の柴山昌彦です。ICTコトづくり検討会議の第1回ということで皆様にはご参集をいただきまして、誠にありがとうございます。 
 既に新藤大臣が主催をしておりますICT成長戦略会議が2月22日に第1回の会合をキックオフいたしました。これはICTを日本経済の成長、それから、国際社会への貢献、これの切り札として活用するための会議と位置づけられております。そして、このコトづくりの検討会議も、今申し上げたICT成長戦略会議のプロジェクトの1つとして位置づけられておりまして、私、実はこのコトづくりの検討会議に大変期待を寄せているものでございます。 
 例えばアメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック社)は、高度化したICTを活用した新たな付加価値の創出について、産業革命、そして、インターネット革命に続く第3の革命と位置づけて新たなビジネスに取り組んでおります。この第3のイノベーションが世界で進展することによりまして、2030年には世界全体のGDPが今の米国のGDPと同規模の15兆ドルも押し上げられるというような試算も示されています。 
 GEがビジネスの中核にICTを活用して利用者視点の新たなサービスの提供を目指すという攻めの視点に重きを置いているのに対して、我が国ではともするとICT による効率化とか、あるいは業務の簡素化とか、そういう守りの視点に重きが置かれていたのではないかなと思っております。今後は我が国においても発想を転換して、 ICTをビジネスモデルの中核に据えて、ものづくりならぬコトづくりを実践して、その上で日本らしさを最大限に発揮した新たなビジネスを展開していくということが必要であると思っております。 
 今後、経済産業省とも連携してまいりますけれども、本検討会議では、コトづくりにおけるICTの活用がビジネスに定着して、新たな産業とか、あるいは市場の創出につながりますように、ぜひ皆様には具体的、実践的な提言を行っていただければと考えております。5月までの限られた時間ではありますけれども、三友座長をはじめ構成員の皆様の忌憚なきご意見、そして、ご経験を生かした活発なご議論を心から祈念申し上げまして、私からの冒頭の挨拶と代えさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。


橘総務大臣政務官挨拶

 このコトづくりの検討会議につきまして、構成員の皆様方には週明け早々にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。お見受けいたしますと、産業界、学界それぞれからいろいろな立場の方々にお集まりをいただいて、今ほど柴山副大臣からご挨拶がございましたように、大変楽しみな検討会議ではないかなと思っております。 
 日本は本当に製造業が大変強い国と言われてまいりまして、これで世界に随分いろいろな物を出してきている国でありますけれども、近年はやっぱりある分野においては、新興国にかなり遅れをとっているような分野も出てきているというのはご承知のとおりであります。そういうところを見たときに、やはり何か物をつくることについての技術だけではない、それをどう使い回すかというところの全体としてのシステムがいろいろ必要になるのかな、などということも思わないわけではありません。オフコン、パソコン、いろいろなものが普及してくる中で、気がついたらOSが全て外国のものになっていたとか、そういったことも現実としてあるわけであります。 
 せっかく情報通信のネットワークが大変しっかり確立されている、そしてまた、いろいろな技術を持っているこの日本の国の中で、今ほど副大臣からもお話がありましたように、また一面、日本らしいということも含めて、なるほど、こんなサービスの仕方があるんだ、こんな使い方があるんだというものが何かここで出てくれば、日本にとって経済が成長するために大変有効ではないかなと期待をしているところであります。 
 皆様方のいろいろなご経験あるいは思いをいろいろとお聞かせいただきながら、ぜひ出口に向かって歩いていきたいと思っております。どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

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