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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

スマートプラチナ社会推進会議第1回(平成25年12月17日)

平成25年12月17日、上川総務副大臣は「スマートプラチナ社会推進会議(第1回)」を開催しました。
本会議では、「ICT超高齢社会構想会議報告書−『スマートプラチナ社会』の実現−」を踏まえ、スマートプラチナ社会の実現を早期かつ着実に図るべく、社会モデルの構築と全国展開に必要な実務的課題の解決や今後の普及に向けたマイルストーン等、より具体的に検討を行っていきます。今回の会議では、スマートプラチナ社会の実現に向けた課題の具体化について、構成員の方々それぞれのお立場からご意見・ご提言をいただきました。


挨拶をする上川総務副大臣



挨拶をする藤川総務大臣政務官



【動画】挨拶をする上川総務副大臣

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【動画】挨拶をする藤川総務大臣政務官

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上川総務副大臣挨拶

 皆様、おはようございます。小宮山委員長、そして委員の先生方におかれましては、お忙しいところ、第1回のスマートプラチナ社会推進会議にご参加を賜りまして、ほんとうにありがとうございます。 
 皆様には、既にご参加をいただきましたICT超高齢社会構想会議におきまして、超高齢社会がもたらす課題解決のために新たな社会モデルの確立に向けたICT利活用の推進方針につきましてご検討をいただいたところでございます。その結果、今年の5月にスマートプラチナ社会という新しいすばらしいネーミングのイメージを打ち出され、その実現に向けまして、ICTによります健康モデルの確立などの8つのプロジェクトのご提言をいただいたところでございます。 
 私は、こうしたプロジェクトの実現のためには革新、イノベーションの創造というのが大変大事でありまして、そのためには4つの視点から検討を進める必要があるのではないかと考えております。 
 まず1点目でございますが、エージレスの自助自立ということであります。若者も高齢者も、健康であればこそ働き、生きがいを見つけ、生き生きと人生を送ることができるわけでありまして、自助自立を基本としつつも、地域に困っている人がいらっしゃれば互いに助け合う、互助共助の精神を大切にするということであります。 
 2点目は、サービスを選択できること。人々のライフサイクル、あるいはライフスタイルが多様化しております。画一的なサービスよりも、みずからの希望や判断で必要とするもの、あるいは欲するものを選んで行動することができること。 
 そして3点目は民間の活用と。これにつきましては、既に医療、健康、介護、あるいはその周辺サービスそのものがこれからの成長分野であるということでございまして、創意工夫を凝らしたサービスが新しく生まれているということ、これを積極的に活用するということが大切ではないかと。 
 そして4点目として、何といってもICTの活用が必要ではないかということであります。クオリティー・オブ・ライフを高めるための大きなサービスをつないでいく、このための結節点にICTの技術が大きな効果を発揮するものと期待をしているところでございます。 
 実は、自民党におきましても、この4つの視点から新しい社会保障の革新を考えるために、ヘルス&コミュニティ議連というのを設立したところでございまして、今後、こうした動きと呼応する形で、予防、健康を中心に、超高齢社会に対応した新たな地域、コミュニティーを創造すること、そしてそのために、ぜひともこの中核的なモデルを本委員会の議論を通じてご検討し、ご提示していただけますようによろしくお願い申し上げるところでございます。 
 本会議では、さまざまな分野で、そうそうたる委員の先生方がおそろいということでございますので、ぜひとも日本ブランドのスマートプラチナ社会が早期に、またかつ充実して実現することができますよう、英知をぜひとも結集していただけますようお願いを申し上げまして、挨拶とかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


藤川総務大臣政務官挨拶

改めまして、おはようございます。小宮山座長をはじめ、構成員の皆様方におかれましては、お忙しいところ、第1回スマートプラチナ社会推進会議にご参加いただき、私からも心から感謝申し上げます。ありがとうございます。 
 もう重要な視点は今、副大臣が申されたとおりであります。私からは1点お伝えをさせていただき、ご挨拶にさせていただきたいと思いますが、やはりこれから、構想会議の提言であるスマートプラチナ社会をどう実現していくか。
 そういう中で、各地のいろいろなモデルをどう分析し、そのいいところを各地の地域に広げていくかというのは重要な視点であるかと思います。 そうした中、つい先般、私の地元であります愛知県豊田市に参りまして、スマートタウンの今の実績、検証をさせていただきました。今日お見えの小倉先生にご説明をちょうだいいたしまして、地元の名古屋大学、岐阜大学、そして足助病院の早川院長、ほんとうに大きな大きなお力を結集していただきまして、公共交通機関のカードであります「あすけあい」というカードに医療分野の情報を統合して、ICTを活用して今、この取り組みが進んでいるところであります。 
 24年度事業のときから25年度、そしてこれから他県との検証も合同でまたされるということでありますが、やはりその地域で暮らす方々の声を聞くと、ほんとうにICTの分野で助けてもらう、利用できることがありがたいと思ってもらえる、そういう声を多く伺いました。情報、今なかなか難しい言葉であると思いますが、その情報通信という分野が私たちの生活、暮らしにどれほど大きな利益をもたらし、安心して暮らしていけるかということを、やはり一人一人の方々に広く伝える努力も、私一人としてもまた努めてまいりたいと思います。 
 本会議のターゲットイヤーであります2020年は、東京オリンピックの開催年でもあります。世界の注目を浴びるこの機会を活用して、健康な国・日本を諸外国に発信できるよう、スマートプラチナ社会の早期実現に向けて、先生方のまたお力を十分いただきまして、この国が世界に誇れる健康社会の国として実現できますことを心からお願い、お祈りを申し上げる次第であります。 
 ほんとうに貴重な時間をちょうだいいたしまして、今後のますますの議論の伯仲を心から期待しております。ありがとうございました。

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