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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

第1回ICT新事業創出推進会議(平成25年12月25日)

総務省は平成25年12月25日(水)に、M2M、ビッグデータ、クラウド、次世代ブラウザ、4K8Kなどの技術基盤の融合によって可能となる新事業の将来像と、その促進方策などについて検討するため、「第1回ICT新事業創出推進会議」を開催し、上川総務副大臣、藤川総務大臣政務官が出席しました。
第1回会議では、構成員の方々から、新事業創出に向けた今後の検討課題に関する様々なご意見をいただきました。


挨拶をする上川総務副大臣



挨拶をする藤川総務大臣政務官



【動画】挨拶をする上川総務副大臣

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【動画】挨拶をする藤川総務大臣政務官

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上川総務副大臣挨拶

 総務副大臣の上川陽子と申します。構成員の皆様におかれましては、年末の大変ご多忙の中をご出席いただきましてまことにありがとうございます。この会議におきましては、6月まで開催しておりました「ICTコトづくり検討会議」のご提言も踏まえながら、さらなる前進のための実践的な議論をお願いしたいと存じます。座長につきましては早稲田大学の三友先生にお願いするということで、どうぞよろしくお願いいたします。
 我が国の市場規模920兆円の中の約9%がICT産業で占めているということで、今や全産業中の最大規模となっております。一方で世界を見てみますと、ICT市場の年平均成長率は5.4%で、日本の2.5%を大きく上回る伸び率となっており、今後ICT産業がさらに成長する余地は大変大きいと考えております。今後はさらに製造業、農業、医療といった、これまでICTが十分に活用されていなかった分野においてのICTの活用をできるだけ推進していくことによって、新たな付加価値、事業を生み出すことが可能になると思っております。
 総務省では「スピードと実践」を合い言葉にことし2月からICTによる成長戦略の検討を進め、6月にICT成長戦略をまとめたところでございます。今後この戦略を絵に描いた餅に終わらせることなく、具体的な成果につなげていただきたいと思っております。
 こうした成長戦略の中でも特に重要と考えられるのが、イノベーションをつくり出す人づくりでございます。例えばFacebook(フェイスブック)あるいはLINE(ライン)、Twitter(ツイッター)という今をときめくサービスを思い浮かべていただくとおわかりのとおり、ICT技術やサービスは絶えずイノベーションを起こす人をキーワードに発展してきたものと思っております。7年後のオリンピック東京開催という絶好の機会を生かし切るためにもイノベーションを起こす人をいかに輩出しいかに育成するか、その仕組みづくりに向けて全力を挙げて取り組んでいくことが必要と考えております。
 この会議におきましては、お忙しい中そうそうたる皆様に構成員としてお集まりいただいているということで、まさに皆様のお持ちになっているこれまでの蓄積、知見やご経験をぜひともお借りして、ICTを最大限活用した新事業の創出を実現していただき、またこの国の将来像についても明確に切り取っていただきたいということをお願い申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

藤川総務大臣政務官挨拶

 総務大臣政務官の藤川政人でございます。構成員の皆様、本日は年末のご多忙の折ご参集賜りましたこと、私からも改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。
 ただいま上川副大臣からもお話がございましたとおり、2020年に向けてこれからの7年間という期間は、我が国にとって試練の大きな本当に大切な時期であると同時に、大きなチャンスをつかむ重要な時期であると考えております。戦後以来、日本は物づくり分野を中核として成長を遂げてきたわけですが、世界全体のICT総輸出額に占める日本の輸出額シェアは年々低下しており、アジア太平洋地域の新興国の台頭により物づくり大国としての日本の存在感は弱まっているのが事実であるかと思います。
 数字を見ましても、この5年で7.1%から4.3%にICTに関する輸出額シェアが減少しているのが現実であります。しかしながら我が国の強みはやはり物づくりであり匠の技であることは間違いないと思います。私は愛知県出身ですが、製造品出荷額は現在38兆円ということで2位の神奈川県の18兆円と比べても大きな額を持っていることは間違いありません。しかしこれは先人の築かれた本当に大きな戦後からの努力の賜であり、私はついこの前までそこで県会議員もしていましたので、その元気をもって何とかこの地域をそして日本を引っ張ろうという多くの方々の姿を見てまいりました。
 きめ細やかな技術とそのノウハウ、世界に冠たる経済大国としての我が国において物づくりのパワーはこれからも重要であると考えております。しかしながら、この大切な力にICTの技術がどういう形で付加価値を生んでいくのか。ビッグデータ、クラウド、4K8Kという多くの宝物がございます。そうした技術をより大きな力として日本の底力を見せていきたいと考えております。
 構成員の皆様方にはそれぞれの知見をもって、日本の元気をもって強い力、経済力を海外諸国にも見せることができるように、そして必ず少なくなる子供たちに大切な宝を1つでも2つでも残すように、先人が汗を流してくださったと同時に我々も尽力していきたいと考えております。会長初め皆様方には貴重なお時間を頂戴して心から感謝申し上げ、実りある会となりますことを重ねてお願い申し上げご挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。

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