平成17年10月14日

電気通信事業分野の競争状況に関するデータの公表

 総務省は、平成15年から電気通信事業分野の競争状況の評価を実施しており、その一環として事業者から情報収集をしているところです。このたび、電気通信市場全体の競争状況について、最新のデータを取りまとめましたので、その概要を公表します。
主なポイント
  1. 固定通信
    (1)  加入電話の契約数では、NTT東西で97.8%(NTT東48.7%、NTT西49.1%)を占めています。
    (2)  IP電話における番号指定数では、ソフトバンクBBが43.4%、NTTコミュニケーションズが24.5%、KDDIが13.4%と上位3社で81.3%を占めています。

  2. 移動体通信
     携帯電話・PHSの契約数では、NTTドコモグループが54.7%、auグループは21.7%、ボーダフォンが16.2%となり、auグループのシェアの増加傾向が続いています。

  3. インターネット
    (1)  DSLの契約数では、NTT東西で38.1%(NTT東20.7%、NTT西17.4%)を占め、ソフトバンクBBの34.9%とあわせ、上位3社で73.0%を占めています。
    (2)  FTTH(光ファイバ)の契約数では、戸建て及びビジネス向けではNTT東西で74.6%(NTT東37.0%、NTT西37.6%)、電力系事業者で22.3%となり、集合住宅向けではNTT東西で35.0%(NTT東22.1%、NTT西12.9%)、USENが20.3%となっています。

  4. その他
    (1)  通信量(通信回数・通信時間)については、固定通信ではNTTグループ(6割超)、携帯電話ではNTTドコモグループ(6割超)、国際通信ではKDDI(3割弱)のシェアがいずれも大きくなっています。
    (2)  加入者系伝送路設備の都道府県別シェアでは、特に光ファイバについてNTT東西のシェアが依然として高いものの、西日本の一部で低くなる傾向がみられます。

    ※1  関連データは、財団法人日本データ通信協会から「DATA BOOK 2005(Autumn)」として出版されます。
    ※2  「電気通信事業分野における競争状況の評価」に関する詳しい情報は、http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/kyousouhyouka.html で御覧いただけます。


    別添資料(PDF)

連絡先:総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課
(担当:西澤補佐、山中係長)
電話:(代表) 03-5253-5111(直通) 03-5253-5947
FAX:03-5253-5838
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