平成21年1月22
情報通信審議会 情報通信技術分科会
衛星通信システム委員会

「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質
レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」
及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に
関する技術的条件(案)」に対する意見募集の結果

(衛星通信システム委員会の報告案に対する意見募集の結果)
  情報通信審議会情報通信技術分科会衛星通信システム委員会(主査:大森 慎吾 独立行政法人情報通信研究機構 理事)では、委員会報告案について平成20年12月6日から平成21年1月9日までの間、意見の募集を行いました。
  その結果、「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件(案)」について3件の意見の提出がありましたので、提出された意見及び意見に対する本委員会の考え方を取りまとめたものを公表します。なお、「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」については意見の提出がありませんでした。
1  意見募集の対象
  意見募集対象: 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」(PDF)(参考資料)(PDF)及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件(案)」(PDF)

2  提出された意見及び意見に対する本委員会の考え方
  提出された意見及び意見に対する本委員会の考え方は、別紙(PDF)のとおりです。

【関係報道資料】
  • Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの導入に向けて
    技術的条件の情報通信審議会への諮問(平成20年7月29日)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080729_4.html
  • Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に向けて
    技術的条件の情報通信審議会への諮問(平成20年7月29日)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080729_5.html
  • 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件」及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件」についての関係者からの意見聴取(平成20年8月21日)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/080821_1.html
  • 「Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件のうち標準画質レベルの動画及び音声の伝送が可能なシステムの技術的条件(案)」及び「Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件(案)」に対する意見募集(移動衛星通信システム委員会の報告案に対する意見募集)
      http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2008/081205_3.html

連絡先
 【意見の募集の結果について】
連絡先 衛星通信システム委員会事務局
(総合通信基盤局 電波部 衛星移動通信課)
担当 永田補佐、吉田係長、田野係長
住所:〒100−8926
東京都千代田区霞が関2−1−2 中央合同庁舎2号館
電話 (直通)03-5253-5816 (代表)03-5253-5111 内線 5816
FAX 03-5253-5903
E-mail mss_atmark_ml.soumu.go.jp
スパムメール対策のため、「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。
【情報通信審議会について】
連絡先 情報通信審議会事務局(情報通信国際戦略局 情報通信政策課 管理室)
担当 梅澤課長補佐、猪飼調整係長
電話 (直通)03-5253-5957 (代表)03-5253-5111 内線 5957
FAX 03-5253-5945




別紙

意見募集で提出された意見及び委員会の考え方

  1. Ku帯ヘリコプター衛星通信システムの技術的条件に係る意見募集
    意見提出なし

  2. Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムの高速化に関する技術的条件に係る意見募集
    No. 提出された意見等 考え方
     本技術的条件案の検討は、隣接周波数を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)との干渉軽減にも十分配慮したものとなっており、本技術的条件案の内容に賛同いたします。
    【株式会社ウィルコム】
     本報告書案の考え方に賛同するものと承りました。
     携帯電話等を用いたデータ通信サービスの利用拡大に伴い、Sバンドを用いる国内移動体衛星通信システムについても、データ通信での利用ニーズが拡大するとともに、インターネットを利用した画像伝送等の高速伝送サービスへのニーズが顕在化してきております。
     意見公募対象である委員会報告案は、そのようなニーズに対応するために必要な技術的条件を示しており、適当と考えます。
    【株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ】
    (1)現在提供されているSバンドを用いた国内移動体衛星通信サービスに対しデータ通信における高速化が検討されており、大地震などの災害時において重要な通信手段となる衛星携帯電話の高速化は重要なテーマのひとつであり、本委員会報告案における検討内容は妥当であると考える。
    (2)携帯電話や無線システムなどを用いたデータ通信サービスの利用拡大に伴い、衛星携帯電話においても高速化の市場ニーズが顕在化してきており、早期のサービス開始を希望する。
    【三菱電機株式会社】