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鳥取市で「観光情報通信セミナー」を開催

〜 インバウンドにやさしいICT環境の実現 〜

  中国総合通信局(局長:黒瀬泰平)は、鳥取県、鳥取市及び中国情報通信懇談会との共催、公益社団法人 鳥取県観光連盟の後援により平成27年3月18日(水)、鳥取市のとりぎん文化会館(鳥取県民文化会館)において、観光分野において地域の活性化につながる情報コンテンツ等の効果的な受発信やインバウンド(訪日外国人旅行)での利便向上を図るための手法等について理解と認識を深めていただくことを目的に「観光情報通信セミナー」を開催し、52名が参加されました。

  セミナーでは、主催者を代表して中国情報通信懇談会電波利用促進部会の川上用一部会長(広島国際大学 教授)からの開会挨拶の後、基調講演として奈良県立大学教授 麻生憲一氏から「情報コンテンツを活用した観光振興」と題して、観光の国際的な動向と観光スタイルの変容、観光情報提供の具体例などを織り交ぜながら分かり易い最新の観光学についてのご講演をいただきました。

  続いて、優良事例の紹介を行いました。福岡市 市長室広報戦略室 花田絵里氏から「Wi-Fiによる都市の魅力発信戦略」と題して、福岡市で取り組まれている無料公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」の概要や利用状況、アンケート等による利用者の声、さらに、Wi-Fi事業の継続的な維持・運用のための課題や今後の展開等について述べられました。関連する「自治体業務におけるWi-Fi利活用ガイドブック」について、総務省の委託事業に関する説明後、最後に、独立行政法人 情報通信研究機構 内元清貴氏から「世界の「言葉の壁」をなくす多言語音声翻訳技術」と題して、1980年代後半から始まった音声翻訳技術の開発から、誰でも自由に使える最新型の音声翻訳アプリ「VoiceTra4U」に至るまでの経過、音声翻訳技術の仕組みや応用例として障がい者支援アプリの紹介とグローバルコミュニケーション計画について説明されました。

 参加者からは、「観光スタイルの変容を体系的に整理できた」「バーチャル飛鳥京の実際のデモ、アプリ例が参考になった。」「新しい情報をたくさん聞くことができた。」などの感想をいただきました。

  中国総合通信局では、地域の課題解決のため、今後も管内各地で電波の利用促進や新たな技術の紹介等を行うセミナー等の開催に取り組んでまいります。

  なお、講演資料の一部は、中国情報通信懇談会HP(http://www.cic-infonet.jp/section/activity/150318.html)に掲載しています。 
 

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基調講演
奈良県立大学 地域創造学部
麻生 憲一 教授 

講演会場の模様 

 

 

連絡先
 無線通信部企画調整課/電話:(082)222−3355

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