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「中国地域ICT産学官連携フォーラム」設立記念講演会を開催

〜地域発ICTイノベーションによる地方創生〜

 中国総合通信局(局長:菊池 昌克)は、中国情報通信懇談会(会長: 苅田 知英)と共催により、平成28年6月21日、広島市で「中国地域ICT産学官連携フォーラム」設立記念講演会を開催しました。本フォーラムは、中国地域の自治体、大学、研究機関、企業等が連携して、IoT、AI、ロボット、ビッグデータ等最新の技術開発成果を社会還元し、医療、教育、雇用、行政、農業などの地域課題を解決することにより、活力ある地域社会の創生を目的として設立されました。
 講演会の冒頭、主催者である中国総合通信局 菊池局長から「本フォーラムの活動や最新のICT動向を広く知っていただき、一人でも多くの方にフォーラムに参加していただきたい。」と挨拶があり、続いて、中国地域ICT産学官連携フォーラム会長 相原 玲二氏(広島大学情報メディア教育研究センター長)から「現在、官民を挙げた取組みとして、「IoT推進コンソーシアム」が設立され、IoT /BigDataというキーワードで複数の省庁や企業が参加。中国地方においても、産学官連携による地域発ICTイノベーションを推進する本フォーラムを設立。是非とも積極的に参加いただきたい。」と挨拶がありました。
 講演会では、総務省情報通信国際戦略局 参事官 吉田 博史から「IoT・ビッグデータ・AI時代の情報通信政策」と題し、今日までのICTの発展動向からIoT/ビッグデータ/人工知能(AI)の現状や課題について紹介し、「IoTは単にパソコンがインターネットにつながる以上に、日常生活の中にICTが入ってくることを意味する。ビッグデータは、従来、勘や経験に頼っていた部分をデータ化することで、データがビジネスの主役となり、産業や就業構造に大きな転換をもたらし、地域課題解決のヒントにもつながる。」と述べました。
 続いて、株式会社インテック プリンシパル、大阪大学サイバーメディアセンター 招へい准教授 中川 郁夫氏から、「IoT /BigDataがもたらす市場の変革」と題し、先端ICT企業の取組事例を交えて講演があり、「これまで情報化は効率化や自動化を意味したが、IoT/ BigData技術は変革をもたらす武器であり、業界構造そのものを変える破壊型のイノベーションや全く新しい事業領域を生み出す事業境界のイノベーションを引き起こす。一方、IoT/ BigDataは魔法のランプではなく、既存のビジネスモデルと組み合わせ活用することが大切。」と述べられました。
 中国総合通信局では、今後も中国地方の自治体、大学、研究機関、ICT関連企業等相互の交流を促進し、活力ある地域社会の創生に取り組んでまいります。

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▲講演I
「IoT・ビッグデータ・AI時代の
情報通信政策」
総務省情報通信国際戦略局
参事官 吉田博史

▲講演II
「IoT/BigDataがもたらす市場の変革」
株式会社インテック  プリンシパル
大阪大学招へい准教授 中川郁夫 氏


 
連絡先
  情報通信連携推進課/電話:(082)222−3408

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