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広島市で「非常通信セミナー」を開催

〜関西大学 河田教授が防災・減災について講演〜

  中国総合通信局(局長:菊池 昌克)は、中国地方非常通信協議会との共催により、平成28年6月17日に広島市で「非常通信セミナー」を開催しました。
  今回のセミナーでは、昨年の関東・東北豪雨やこの度の熊本地震を踏まえ、大規模な豪雨災害や地震における災害情報をどのように認識し、対応していくかなどについて、関西大学社会安全研究センターの河田恵昭センター長・特命教授からご講演いただき、一般の方にも関心の高いテーマであったことから、定員を超える150名の参加がありました。
  「災害は自然現象ではなく社会現象である。防災・減災はきわめて社会政治的な問題である。」との認識の下、昨年の鬼怒川の氾濫災害や熊本地震などでの災害対応の問題点の分析、講師ご自身の対応や見解などを具体的に紹介されるとともに、これらを踏まえ、情報不足の弊害、災害情報の収集・伝達に関連する課題、防災意識の高揚や迅速な避難行動につながる報道をメディアに期待する等、災害情報の大切さや、災害の教訓を風化させないために発信し続けることの必要性などを解説・提言いただきました。
  防災全般にわたる河田教授の豊富で貴重な知見の一端をお伺いすることができ、災害時代をどう生きるかについて、防災関係機関のみならず、住民を含めたすべての当事者がとるべき対応を考え、「知識、情報、教訓がいのちを助けてくれる。」ことを認識するきっかけとなるセミナーとなりました。

  中国総合通信局は、これからもICT(情報通信技術)を利活用した地域の防災・減災の取組を推進していきます。

                                                         PDF版はこちらPDF[200KB]

関西大学視野会安全研究センター

 河田 恵昭センター長・特命教授

セミナーの模様


 
連絡先
  防災対策推進室/電話:(082)222−3398

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