「ワイヤレスIoTセミナー2017 in 岡山」を開催＜2020年次世代モバイルネットワーク(5G)の実現に向けて＞

　 中国総合通信局（局長：菊池 昌克）は、平成29年6月9日（金）、中国情報通信懇談会との共催により、岡山市において、電波の利活用による地域活性化を目的として「ワイヤレスIoTセミナー2017 in 岡山」を開催し、自治体、大学、専門学校、各種事業者等102名の参加がありました。
　 最初の講演では、『5Gの導入に向けたNTTドコモの方針と活動』と題して、株式会社NTTドコモ 主席研究員 5G推進室長 中村 武宏 氏から、5Gサービスの開始に向けた開発スケジュールや導入計画、5G用の周波数候補ごとの実証実験の成果が報告されました。また、建設業界との連携により開発した建設機械車両の遠隔制御システムや東京スカイツリーからの眺望映像の4K配信実験等の取組事例などについて、技術開発面を中心に説明され、5Gの導入への期待が高まりました。
　 続いての講演では、『5Gモバイルネットワーク時代のアプリケーション開発に向けて』と題して、株式会社インフォシティ 代表取締役 岩浪 剛太 氏が、アプリケーションサービスの変遷や現状を述べられました。また、5Gの利用により今後期待される新サービスイメージとして、今までにない異業種間の掛け合わせとして、自動車メーカーと医療機関とのコラボレーションによる、自動車乗車時の健康診断サービスなど、今後、スマート社会を目指す上でキーとなる5Gの利用シーンなど幅広い説明が行われ、5Gで広がるアプリケーションサービスの可能性を感じることができました。
　 また、会場内では、日本電気株式会社による「5G向け超多素子アンテナシステム(モックアップ)」の機器展示も行われ、参加者からは熱心な質問等が寄せられました。
　 なお、セミナー終了後の意見交換会では、講師と参加者による意見交換が和やかに行われました。
　 中国総合通信局では、電波利活用による地域の課題解決に向けて、今後も、電波利用の普及促進に取り組んでまいります。

＜講演資料＞

• 5G早期実現に向けたNTTドコモの活動【3MB】

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