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広島市で「非常通信セミナー」を開催<防災分野での衛星利用について講演>

  中国総合通信局は、中国地方非常通信協議会との共催により、平成29年6月21日に広島市で「非常通信セミナー」を開催しました。
  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の方を講師に迎え、観測衛星による防災・災害監視についての最新の取組をご講演いただいたもので、宇宙からの視点に一般の方も含め関心が高かったことから、定員一杯の120名の参加がありました。
  講演は、JAXAの活動や人工衛星の種類などの概要から始まり、「地球観測衛星とは」、「だいち2号の概要」、「活用事例」、「西日本衛星防災利用研究センター」と順を追って、全体像が把握しやすい形で解説いただきました。
  特に活用事例では、平時からデータを取り続けることで地面が何cm隆起したかが分かり、箱根山の火山活動の予測や桜島の噴火の兆候、警戒レベルの設定等に活用されたことなどのほか、アマゾンの森林モニタリングなどの海外の事例など、数多くご紹介いただき、その有効性と将来性が大変よく伝わってきました。
  観測データを役立てるためには、関係機関との連携が欠かせません。中国地方においては、山口県宇部市に西日本衛星防災利用研究センターが設置され、山口県、山口大学との連携協力により衛星データの利用・研究が推進されるなど、全国に先駆けた取組が行われているところです。これを機に、今後の防災分野での一層の衛星利用につながるものと期待されます。
  中国総合通信局では、これからもICT(情報通信技術)を活用した地域の防災・減災の取組を推進していくこととしています。  
セミナーの模様
 
連絡先
  防災対策推進室/電話:(082)222−3398

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