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「地域IoT実装推進セミナー2018in広島」を開催
〈農業・水産業×ICT/IoT〉

  中国総合通信局(局長:元岡 透)は、平成30年2月19日、ホテルメルパルク広島において中国情報通信懇談会(会長:苅田 知英)との共催により、「地域IoT実装推進セミナー2018in広島〜農業・水産業×ICT/IoT〜」と題して、セミナーを開催しました。
  農業・水産業分野では、ICT/IoTを活用し、データに基づく農業・水産業を実現することで、作業の効率化・省力化による生産性・収益性・品質向上、担い手への技術継承等が期待されています。
  当セミナーは、このような状況の下、中国地方における農業・水産業分野のICT/IoT利活用優良事例の横展開、優良事例の創出を図り、農業・水産業ICT/IoTの実装を推進することを目的として開催し、200名の参加がありました。

《セミナーの概要》
第一部 講演
【特別講演】
  • 演題:「テクノロジーの社会実装」

  • 講師:総務大臣政務官 小林 史明

  • 人口減少が進行し、労働力人口が減少していく中で、持続的な経済成長を実現させるためには、働き方改革と生産性革命を実践することが重要。多様な働き方ができる、働いた成果が最大限発揮される社会へと変えていく必要がある。

  • そのためには、IoT、AI、スマートロボット、クラウド&ビッグデータなど、第4次産業革命のテクノロジーと言われる様々な技術を社会に実装し、社会構造を変革していくことが重要。

小林政務官
 
【基調講演】
  • 平成30年度のIoT実装推進に係るICT施策や優良事例等について説明。

  • 地域IoT実装推進ロードマップに記載の農水産業分野を含む10分野におけるKPI目標達成を目指し、地域IoT実装推進事業を実施。

  • 地方単独事業として実施するIoT地域実装に要する経費について、特別交付税措置が講ぜられることについての説明。

総務省 情報流通行政局 地域通信振興課長 加藤氏
 
【招待講演I】 
  • 演題:「高精細画像を用いた果樹の生長モニタリング」

  • 講師:信州大学 学術研究員 工学系 准教授 小林 一樹 氏

  • 農業IoT、アグリガジェットはデータに基づく農業を実現するための手段であり、積極的に情報を得ることで、自身の感覚を客観的に捉えることができ、他人との共有が可能となる。

  • 農業IoT、アグリガジェットを活用した果樹のモニタリングに関する取組の紹介。

信州大学 学術研究員 工学系 准教授 小林
 
【招待講演II】 
  • IoTは環境・資源・技術を「見える化」することが可能となるが、IoTを活用するには、まず現場の課題や構想をきちんと「見える化」することが必要。

  • センサーを付けたブイ等を活用し、環境、資源、課題の「見える化」等を実現するICT漁業・養殖業の事例の紹介。

公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授 和田

第2部 ワークショップ・情報交換会
  ワークショップでは、農業・水産グループに分かれ、それぞれコーディネーターである小林准教授、和田教授主導の下、生産者、企業、自治体の方が、生産現場の課題について意見交換を行いました。それぞれのグループで議論を進める中で、ICT/IoTソリューションの導入を実際に検討するグループもあれば、コスト面やデータ連携等の課題から、解決案まで繋がらないグループもありました。
  情報交換会では、講師とセミナー参加者間での意見交換が行われました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

情報交換会の様子

情報交換会の様子

  中国総合通信局では、今後も農業・水産業分野におけるICT/IoT利活用の取組を推進してまいります。

連絡先:情報通信振興課/電話:082-222-3322

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