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広島市で「ドローン利活用セミナー2018」を開催
〈ドローン活用事例に学ぶ地域の課題解決〉

  中国総合通信局(局長:元岡 透)は、関係団体との共催により、平成30年2月23日(金曜日)、ドローンの利活用推進に向けた現状や将来展望、中国地方における事例を紹介するセミナーを広島市で開催し、通信事業者、建設・測量関係事業者、自治体等から152名の参加がありました。
  概要は以下のとおりです。

  • 基調講演:「ドローンの活用事例と将来展望」PDF【7MB】
    講師:
    千葉大学 名誉教授
    (一社)日本ドローンコンソーシアム会長 野波 健蔵 氏
    要旨:
      空の産業革命の現状を、世界と日本それぞれの販売台数、マーケット規模、製造会社シェア等の数字から紹介。また、国の示すロードマップの進行段階と動向、農林水産分野での生育状況管理等の活用例、測量・点検分野でのグリーンレーザの特徴等、様々な分野での利活用最新事例を紹介し、ドローンの活用が大きなビジネスになると講演されました。

  • セミナー1:「楽天のドローン配送事業と空域管理システムについて」
    講師:楽天AirMap(株) 事業開発部長 陰山 貴之 氏
    要旨:
      ドローン配送サービスの開始からドローンの完全自立化を可能にするアプリ開発等、これまでの取り組みの紹介と、ドローン配送の今後の展望及び楽天Aimapの手がける航空管制ビジネスの説明、そして、これまでのノウハウを活用し社会実装実現のサポートを行っていく旨を講演されました。

  • セミナー2:「ロボットアームを搭載したドローンによる空中からの作業の実現」PDF【2MB】
    講師:広島大学大学院 工学研究院 准教授 木 健 氏
    要旨:
      ドローンの活躍範囲をより広めるために開発した「アーム付きドローン」のアームとハンドを使うメリットの説明と、「アーム付きドローン」を使って縄ばしごを掛ける作業、カメラの設置・回収や緊急物資輸送作業を、動画を交えて紹介されました。

  • セミナー3:「ドローンの業務活用事例と運用上の留意点について」PDF【4.2MB】
    講師:(株)エネルギア・コミュニケーションズ 情報システム本部開発センター 佐藤 靖 氏
    要旨:
      実際行った土砂災害現場での架線対処の災害対応や、設備点検での活用事例等について映像を交えて紹介。また、ドローンの可能性と危険性を理解することの重要性について説明し、運用上知っておくべき電波法や航空法など関係法令等について解説されました。

  • セミナー4:「造船業界におけるドローン活用〈生産性向上を目指す〉」PDF【4.1MB】
    講師:テクノス三原(株) 技術開発室 橋 英生 氏
    要旨:
      造船業界でのドローン活用例として、船体目視検査箇所の検査方法を船体の特徴とともに紹介。現在、取り組んでいる操縦パイロットの養成や、準備中の船体検査用のドローンスクール、また、水中ドローンによる船底検査などの造船業界で考えられる活用例を挙げ、今後の活用の可能性について説明されました。

  • セミナー5:「i-Construction ICTを活用した建設現場の活用事例について」PDF【5.1MB】
    講師: (一社)日本建設機械施工協会中国支部 施工技術部会副部会長 實田 泰之 氏
    要旨:
      生産性向上を目指すi-Constructionの現状と実際に使用されている計測機・建機・ソフトウェアについて紹介。レーザスキャナーを搭載したドローンでの測量、建機の位置情報測位の仕組みと、ICT活用工事の効果や今後の建設現場の展望について説明されました。

  また、会場内では、(株)エネルギア・コミュニケーションズ、広島大学、(株)ジツタ中国と福井コンピュータ(株)による機体展示、活用事例・ソリューション紹介も行われ、参加者からは熱心な質問等が寄せられました。
  中国総合通信局では、電波利活用の普及促進による地域の課題解決に取り組んでまいります。

セミナーの模様

セミナーの模様

機体展示、活用事例・ソリューション紹介

機体展示、活用事例・
ソリューション紹介

連絡先:無線通信部 企画調整課/電話:082-222-3355

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