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シェアリングエコノミーセミナーを開催

 中国総合通信局(局長:元岡 透)は、平成30年6月26日、広島市において、中国情報通信懇談会と共催でシェアリングエコノミーセミナーを開催し、地方自治体及び民間企業等から65名が参加しました。
 シェアリングエコノミーは、使われていない資産をネットワークのマッチング機能を活用して、必要な人に提供、共有することで新たな価値を生み出す新しい経済の動きですが、本セミナーでは、とりわけ地域活性化の視点から、その可能性と活用方策に関する講演や、観光地における駐車場不足などの自治体が抱える地域課題を解決するにあたっての具体的な事例の紹介を行いました。
 また、セミナー会場では、共催の中国情報通信懇談会の協力で、オープンデータやWi-Fiに関する展示を実施しました。
  •  第1部では、尾道市産業部観光課 専門員 岩田 勉 氏から、尾道市の観光の現状と課題についてご講演いただいた後に、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師 株式会社スペースマーケット 積田 有平 氏から、シェアリングエコノミーに関する説明とともに、尾道市の現状を踏まえた課題解決に向けた事例の紹介や、シェアリングエコノミーを活用した地域活性化について、ご講演いただきました。
     会場内に用意されたWi-Fi環境を使って、スマホでWEBにアクセスし、講師への質問を書き込む参加者の姿やその質問に講師が答える場面もありました。

  •  第2部では、 軒先株式会社 代表取締役 西浦 明子 氏 から、総務省ICT地域活性化大賞2017奨励賞を受賞した 「地域連携型駐車場シェアによる観光課題の解決」について、サンフレッチェ広島の臨時駐車場問題や、尾道市のような観光地で瞬間的に増大する駐車場需要問題の解決事例を紹介いただきました。
     また、株式会社ガイアックス TABICA事業部 地方創生室長 細川 哲星 氏 からは、総務省ICT地域活性化大賞2016奨励賞を受賞した 「地域の暮らしを体験できる着地型サービス「TABICA」」について、農業や漁業等を地域の体験資源として活用するとともに、地域のファンとリピーターを増やして地域の活性化につなげる経験・体験のシェアリングエコノミーについて紹介いただきました。

 中国総合通信局では、今後も、地方自治体における遊休資産の活用により、地域課題の解決や地域の活性化を目指して、シェアリングエコノミーの取組を促進することとしています。

講演1 尾道市産業部観光課 岩田勉氏

講演1 尾道市産業部
観光課 岩田勉氏

講演2 内閣官房シェアリングエコノミー伝道師 積田有平氏

講演2 内閣官房
シェアリングエコノミー
伝道師 積田有平氏

講演会の模様

講演会の模様

展示の模様

展示の模様

連絡先:情報通信部情報通信振興課/電話:082-222-3322

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