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デジタルコンテンツ地域活性化セミナーを開催

 中国総合通信局(局長:長塩 義樹)は、中国地域ICT産学官連携フォーラム(会長:相原 玲二)及び中国情報通信懇談会(会長:苅田 知英)と共催で、自治体や企業がVR(Virtual Reality)を活用したインバウンド促進等の地域活性化に取り組むきっかけとなるセミ ナーを開催して、地方自治体、民間企業等から約80名が参加しました。

  • 講演
     和歌山大学の尾久土教授から、ドームシアターで観光地やスポーツの臨場感体験ができることやその活用意義について、また、(株)トルクスの山田社長からは、VRの仕組みやデバイスの種類など技術的な側面を中心にお話をいただきました。

  • 事例紹介
     安田女子大学の染岡教授、福山工業高校の長谷川教諭及びNTTドコモの金本担当部長から、それぞれどのようにVRを活用しているのかについて事例を紹介いただきました。スポーツ、平和学習等の教育、観光などさまざまな分野でVRが活用されており、いかに地域と密着して展開していくかなどのお話をいただきました。

  • VRデモ体験
    • デジタルドーム
       スポーツや観光といったコンテンツをプラネタリウム型のドームシアターで体験できました。実際にスポーツ観戦をしている、観光地を訪れているかのような錯覚に陥る臨場感体験に、感動の声が多く上がっていました。2020年のオリンピックでのスポーツ観戦においての活用も視野に入れられているそうです。

    • 福山工業高校
       VRゴーグルを装着し、高所体験や戦艦大和の見学ができました。高所体験では、実際には床に置かれた幅20センチほどの細い板を渡る場面でも、VRゴーグル越しには眼下数百メートルほどのつり橋を渡っている感覚です。わかっていても渡れない人が続出し、大変反響のあったリアルなVR体験でした。

    • (株)NTTドコモ中国
       簡易なVRゴーグルを通じて、実際に観光地を訪れているような感覚を味わえる体験ができました。

    • (株)トルクス
       VRゴーグルを装着し、ざる型のコントローラーでドジョウを捕まえて得点するVRゲームが体験できました。どじょうすくい体験者が見ている映像は、大きなスクリーンで映し出され、体験していない人もその感覚を共有することができました。

    • VSR(Virtual Study Room)
       安田女子大学国際観光ビジネス学科、畑井教授のゼミ生によるハワイのバーチャルツアーが行われました。VSRに設置された視界を覆うような大画面スクリーンにハワイの 風景が映し出され、学生による英語でのナレーションとともに、臨場感・没入感あふれるハワイの観光体験ができました。

 セミナー終了後、参加者や講師の先生方が積極的に意見交換をされている場面もあり、VRの利活用が地域活性化に繋がる可能性や今後の検討材料として貴重な機会となったことが伺えました。

尾久土教授による講演の様子

尾久土教授による講演の様子

トルクスVR体験の様子

トルクスVR体験の様子

NTTドコモVR体験の様子

NTTドコモVR体験の様子

デジタルドームシアター外観

デジタルドームシアター外観

福山工業高校VR体験の様子

福山工業高校VR体験の様子

ハワイバーチャルツアー(VSR)の様子

ハワイバーチャルツアー(VSR)の様子

<リンク>
安田女子大学ウェブサイト
http://www.yasuda-u.ac.jp/info/page/2017_6.html

連絡先:情報通信部情報通信連携推進課/電話:082-222-3408

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