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EPIRBの不適切な廃棄が原因で引き起こされる誤発射について

EPIRB(注)を廃棄する際に電池を抜き取るなどの適切な措置を取らなかったために、遭難信号が発射され、管区海上保安本部や海上自衛隊、航空事務所などから申告が寄せられる事例が見受けられます。

 管区海上保安本部などから遭難信号電波が発射されている旨の申告が見受けられます。これらは、EPIRBが廃棄物処理場などに不適切に廃棄されたことが原因となっています。

 具体的には、廃棄する際に電池を抜き取るなどの適切な措置を取る必要があり、そのまま捨てると浸水や衝撃などで装置が誤作動を起こし、結果として遭難信号を発射してしまいます。

電波探査によって2009年10月に停波したEPIRB
電波探査によって2009年10月に停波したEPIRB

 毎年数件このような事案が発生していますが、遭難信号電波の誤発射は、遭難捜索活動に影響を与える可能性もあり注意が必要です。
中国総合通信局は今後とも関係機関と協力し、船舶関係者への周知・啓発に努めてまいります。

電波探査によって2012年3月に停波したEPIRB
電波探査によって2012年3月に停波したEPIRB

(注)EPIRB:Emergency Position Indicating Radio Beaconの略称。

  非常用位置指示無線標識のこと。船舶が遭難した場合に、その遭難位置等を探知させるため、遭難信号を自動的に送信する無線装置。

お問い合わせ先
電波監理部  監視調査課 TEL:(082)222-3419

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