総務省は、平成22年度「地域ICT利活用広域連携事業」について、平成22年4月28日から6月3日まで、提案の公募を行いました。
外部有識者からなる評価会において提案内容の評価を行い、その評価を参考に委託先候補を選定しましたのでお知らせします。
1 提案募集の結果
公募の結果、147件の応募があり、外部有識者からなる評価会において提案内容の評価を行い、その評価結果を参考に64件を委託先候補として選定いたしました。
なお、中国地域においては別添の3件が選定されています。
2 事業の概要
(1) 目的
複数の地方公共団体等が広域連携して、NPO等をはじめとする地域ICT人材の効果的・有効的な育成・活用により、公共分野における効率的なICT利活用に資する取組を委託事業として実施し、全国各地域における公共サービスの向上とともに、公共分野におけるICT利活用の促進を図るもの
(2) 委託先
都道府県、特別区、市町村(広域連合、一部事務組合を含む。)、第3セクター法人、特定非営利活動法人(NPO法人)及びこれらの連携主体
(3) 委託事業の内容
医療、介護、福祉、防災、防犯などの公共分野において、複数の地方公共団体等が広域連携し、地域に密着したICT人材を育成・活用しながら、ICTを導入・利活用することにより、地域の公共サービスの充実を図る取組を総合的に支援するもの
3 今後の予定
総務省は、委託先候補に提案内容の遂行に支障がないかどうかを確認した上で、最終的な採択を行う予定です。
付記:本件全国版は、本省で同時に発表されています。
関連報道資料
○「地域ICT利活用広域連携事業」に係る提案公募開始(平成22年4月28日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu06_000017.html
団体名 | 事業名称 | 事業の内容 | |
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1 | 連携主体 (岡山県美作市 及び西粟倉村) |
英田圏域防災情報システム構築事業(PDF 360KB) | ハザードマップを利用した洪水シミュレーションシステムや3D GISによる教育用システムを構築する。また、これらのコンテンツの配信に加え、河川監視画像、災害警報をケーブルテレビや携帯電話により配信することにより、平時から市民向けの防災情報の提供・啓発を行う。 |
2 | 連携主体 (岡山県新見市 及び高梁市) |
新見あんしんねっと広域連携事業(PDF 352KB) | 新見あんしんねっと事業(地域ICT利活用モデル構築事業/遠隔医療プロジェクト:平成20、21年度総務省)にて得られた成果やシステムを一部改良して、同じ課題を抱える隣接の高梁市にも展開する。事業内容は、医師と医師間、医師とコ・メディカルや介護施設をテレビ電話で接続し、双方向の医療相談やコミュニケーションを実施する。また、地域ICTを用いた遠隔医療を担う人材の育成を図る。 |
3 | 連携主体 (広島県東広島市、 竹原市及び 大崎上島町) |
防災・介護情報弱者向け情報発信事業(PDF 302KB) | 災害発生時等に一番に被害を被るのは外国人、障がい者、高齢者等の情報弱者であるため、情報弱者向けの音声情報や、多言語(4カ国語以上)に対応した文字情報の発信システムを構築し、クライアントのPC及び携帯端末を対象にメール配信する。また、システム構築後、実証実験並びに他の地方公共団体に対する横展開及び啓発活動を図る。 |
照会先 | 情報通信部情報通信振興課 |
電話 | (082)222―3322 |