平成24年11月15日
中国総合通信局
中国総合通信局(局長:木村 順吾)は、島根県松江市内におけるAMラジオ放送への受信障害の原因を、同市内の飲食店に設置された換気扇用インバータ装置からの不要電波と特定し、その発生原因を取り除きました。
松江市内の特定地区で、市民から市役所(市民生活相談課)に「自動車のAMラジオ(山陰放送)に受信障害が発生する」との申告が寄せられていたことから、中国総合通信局では、同地の放送事業者と協力し調査したところ、市内の飲食店に設置された換気扇用インバータ装置からの不要電波が受信障害の原因であることを突き止めました。
そこで、当該飲食店には、設置後年数を経過した換気扇用インバータ装置にラジオノイズフィルタを挿入することにより、不要電波の発生を解消してもらいました。
中国総合通信局では、今後とも良好な電波利用環境の確保を図るため、本件のような事例も紹介しつつ、不要電波を発生しない適正な電波利用ルールの周知啓発を行うことにより、混信・受信妨害を防止するとともに、発生した場合には迅速な調査・対策に努めてまいります。