報道資料

○主なポイント
1　中国地方の携帯電話の契約数は、7,724,648加入で、前回調査（平成28年9月末。以下同じ。）より約2.2万の増加（△0.3％）となり、平成22年3月末から27期連続の増加となりました。これにより、中国地方では、世帯普及率が252.4％と、前回調査より0.7ポイント上昇しています。
　 契約数の主な内訳をみると、PHSの契約数は、110,645加入となり、前回調査より約8千減少（▲6.5％）しました。PHSの契約数は、平成26年3月末をピーク（204,963加入）として、その後、減少傾向が続いており、ピーク時の54.0％にまで契約数が減少しています。また、第3世代携帯電話の契約数は、3,015,180加入と、前回調査より約15万減少（▲4.7％）している状況にあります。
　 他方、LTE（3.9世代携帯電話）の契約数は、4,709,468加入で、前回調査より約17.1万増加（△3.8％）し、平成24年9月末から17期連続で増加しました。特に、広島県の伸び率は△4.8％で、全国平均伸び率を1.1ポイント上回っています。
　 以上から、中国地方の携帯電話は、PHS・第3世代携帯電話からLTEへの移行が進んでいる状況にあります。

2　中国地方のLTEを含むブロードバンドサービスの契約数は、8,758,829加入で、前回調査より約33.8万増加（△4.0％）し、平成22年3月末から27期連続で増加しています。これにより、世帯普及率では286.2％と、前回調査より11.0ポイント上昇しました。
　 契約数の主な内訳をみると、BWAアクセスサービスの加入契約は、約210万加入と、200万を超え、前回調査より約15万増加（△7.9％）しています。この伸びは、全国平均伸び率を0.2ポイント上回っています。
　 また、固定系ブロードバンドの状況では、FTTHアクセスサービスが約153万加入と、前回調査より約1.8万増加（△1.2％）した一方、DSLアクセスサービスは約19万加入で、前回調査より6千減少（▲3.0％）しています。

3　携帯・固定を含めたアクセスサービスについては、PHS・第3世代携帯電話・DSLからBWA、LTE、FTTHへと移行している状況にあります。

【参考】ブロードバンドサービスの種類

ブロードバンドサービス	FTTH、DSL、CATV、FWA、BWA及びLTE（3.9世代携帯電話アクセスサービス）の各アクセスサービスをいいます。
FTTHアクセスサービス	光ファイバー回線でネットワークに接続するアクセスサービス（集合住宅内等において、一部に電話回線を利用するVDSL等を含む）をいいます。
DSLアクセスサービス	電話回線(メタル回線）でネットワークに接続するアクセスサービス(ADSL等)をいいます。
CATVアクセスサービス	ケーブルテレビ回線でネットワークに接続するアクセスサービスをいいます。
FWAアクセスサービス	固定された利用者端末を無線でネットワークに接続するアクセスサービスをいいます。
BWAアクセスサービス	2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(WiMAX等)でネットワークに接続するアクセスサービスをいいます。
LTE（3.9世代携帯電話）アクセスサービス	携帯電話等を用いて3.9世代移動通信システムでネットワークに接続するアクセスサービスをいいます。

【資料】中国地方5県の電気通信サービスの普及状況

○ 携帯電話とPHSの加入契約数及び人口普及率（平成28年12月末）（別表1−1）【50KB】
○ 携帯電話とPHSの加入契約数で見た前期（平成28年9月末）との対比（別表1−2）【50KB】
○ 世代別携帯電話の加入契約数（前期との対比）（別表1−3）【49KB】
　　・ 中国地方の携帯電話とPHS契約数の推移（参考1−1）【104KB】
　　・ 都道府県別の携帯電話とPHSの人口普及率の順位（参考1−2）【104KB】
○ ブロードバンドサービスの各県別の契約数、世帯普及率及び割合（平成28年12月末）（別表2−1）【43KB】
　　・ ブロードバンドサービスの各サービス別割合（参考2−1）【136KB】
　　・ ブロードバンドサービスの都道府県別の世帯普及率の順位（参考2−2）【136KB】
○ ブロードバンドサービスの各県別の契約数の前期（平成28年9月末）との対比（別表2−2）【43KB】
○ 中国地方のブロードバンドサービスの契約数及び世帯普及率の推移（別表2−3）【83KB】
　　・ 中国地方のブロードバンドサービスの契約数の推移（参考2−3）【126KB】
　　・ 中国地方のブロードバンドサービスの世帯普及率の推移（参考2−4）【126KB】

【注1】「中国地方の携帯電話・PHSの普及状況」及び「中国地方のブロードバンドサービスの普及状況」は、これまで四半期ごとに、それぞれ別に発表しておりましたが、平成25年6月末現在からは統合して発表しています。
【注2】携帯電話は、都道府県別の加入契約数です。PHSは、中国5県の加入契約数の合計です。
【注3】携帯電話・PHSの普及率を算出するための分母となる人口数は、平成22年度末からは「平成22年国勢調査（平成22年10月）」の人口数、平成27年12月末からは「平成27年国勢調査（平成27年10月）」の人口数を使用しています。
【注4】ブロードバンドサービスの普及率を算出するための分母となる世帯数は、平成22年度末からは「平成22年国勢調査（平成22年10月）」の世帯数、平成27年12月末からは「平成27年国勢調査（平成27年10月）」の世帯数を使用しています。
【注5】ブロードバンドサービス契約数合計には、平成21年度末から「BWAアクセスサービス契約数」を、平成24年9月末から「LTE（3.9世代携帯電話アクセスサービス）」を含んでいます。