総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 中国総合通信局 > 報道資料 2018年度 > 広島市大、広島大及び山口大による4件の研究開発を支援 〈平成30年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の採択〉

報道資料

平成30年5月9日
中国総合通信局

広島市大、広島大及び山口大による4件の研究開発を支援
〈平成30年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の採択〉

 総務省は、ICT分野における新規性に富む研究開発課題を大学・企業などから広く公募し、優れたものに対しては研究委託により研究費の支援をしています(「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」)。
 この度、中国総合通信局(局長:元岡 透)管内からは、「重点領域型研究開発」として広島市立大学(研究代表者:田中(たなか) 宏和(ひろかず)教授)、広島大学(研究代表者:石井(いしい) (いだく)教授)及び山口大学(研究代表者:赤松(あかまつ) 良久(よしひさ)准教授)並びに「電波有効利用促進型研究開発」から広島大学(研究代表者:吉川(きっかわ) (たか)麿(まろ)特任教授)の計4件の研究開発課題が採択(別紙参照)されましたので、お知らせします。

<関連報道発表>
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成30年度研究開発課題の公募の
結果(平成30年5月9日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000243.html

戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成30年度研究開発課題の公募
 (平成29年12月22日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000229.html

(参考)
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の詳細
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/scope/index.html


別紙

【重点領域型研究開発課題(3年枠)3課題】
 未来社会における新たな価値創造を図るため、ICT分野で国として取り組むべき基礎的・基盤的な研究開発分野から重点領域を設定し、実証実験と一体的に取り組む研究開発を推進。

※フェーズI(基礎研究、1年)及びフェーズII(実証フェーズ、最長2年)による計3年間のプログラム。次の3課題はフェーズIの1年目のもの。

課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
干渉コーディネーションによる高信頼な医療・ヘルスケアBAN構築に向けた研究開発
田中 宏和
(広島市立大学)
山中 仁昭
(海上保安大学校)
無線を利用する医療・ヘルスケアIoTでは利用の拡大に伴い他システムからの電波干渉が問題となる。このため、欧米各国においては、医療・ヘルスケアシステム向けの専用周波数帯が規定され、他システムと隔離されている。本研究開発では、2.4GHzISM帯と隣接する周波数帯として小電力データ通信システム用の周波数帯が同様の目的で活用できることに注目し、電波干渉の恐れのあるトラフィックを小電力帯へ移行する要素技術を開発する。研究開発の結果、専用周波数帯として準用できる可能性があることを示すと共に、試験システムへの実装を通して提案方法の有用性を明らかにする。 1か年度
高速ビジョンを用いたアンチドローン監視システムの研究開発
石井 抱
(広島大学)
奥 寛雅
(群馬大学)
高木 健
姜 明俊
(広島大学)
ドローンの爆発的普及が予想される社会での「空の安全・安心」に資する技術として、先進的アンチドローン監視システムを研究開発する。目視では確認できないが、耳では聴こえる高周波振動を発するドローンに対し、音声周波数レベルの信号処理を行うことで、高い空間指向性を持つ光学的定位・追跡を可能とする。本研究開発により、ドローンの事故・墜落や不法侵入ドローン等の社会問題に対するシステムソリューションを創出することが期待できる。 1か年度
高精度河川水位予測を実現するクラウド型車載雨量計ネットワークシステムの開発
赤松 良久
(山口大学)
齋藤 和興
(株式会社セネコム)
新谷 哲也
(首都大学東京)
神谷 大介
(琉球大学)
水害リスクが増加しつつあるが、地方の中小河川では正確な雨量や河川水位のリアルタイムでのモニタリング、さらにはその予測が十分とは言えない状況にある。そこで、本研究開発では、車載型のコンパクトな雨量計を開発し、移動する雨量計を用いた雨量観測ネットワークを構築する。さらに、既存のレーダー雨量観測データも併用してディープラーニングにより河川水位を予測するシステムを開発する。 1か年度

【電波有効利用促進型研究開発(先進的電波有効利用型フェーズII)1課題】

 電波の有効利用を一層推進する観点から、新たなニーズに対応した無線技術をタイムリーに実現するため、電波の有効利用に資する先進的かつ独創的な研究開発を推進。

※実証フェーズ(最長2年)のプログラム。

課題名 研究代表者 研究分担者 概要 期間
シングルチップCMOS近接場インパルスレーダーLSIの研究開発
吉川 公麿
(広島大学)
外谷 昭洋
(呉工業高等専門学校)
升井 義博
(広島工業大学)
本研究開発の目的はマイクロ波の空間波長より小さい物体を検出するシングルチップ近接場インパルスレーダーLSI を開発し、UWB 帯電波の有効利用を促進することである。レーダーの解像度を5mm 以下にするためインパルス幅は約200ps 以下で設計すると、周波数は米国の電波法(FCC)のUWB 帯(3.1GHz〜10.6GHz)に対応する。一方、日本の電波法ではUWB帯が2 つに分割されており、帯域が狭くインパルス波形が歪むため、UWB 帯電波の有効利用があまりなされなかった。この課題を解決し、放射妨害電波に関する国際規格CISPR22、CISPR11と電気用品安全法の規制に対応したシングルチップCMOS近接場インパルスレーダーLSI(振幅分解能12bit、時間分解能2ps、空間分解能5mm、信号帯域3.1GHz-10.6GHz)を65nm CMOSテクノロジーで開発する。 2か年度

連絡先
(重点領域型について)
情報通信部 情報通信連携推進課
電話:082-222-3408

(電波有効利用促進型について)
無線通信部 企画調整課
電話:082-222-3355

ページトップへ戻る