総務省では、本日(平成20年4月4日(金曜日))、平成20年度「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE※)」の公募に対し、応募のあった研究開発課題について、全国で54件を採択しました。
この内、北海道管内からは18件の応募があり、4件が採択されました。
(※SCOPE : Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme)
制度の概要及び全国の採択課題については、総務省ホームページ戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)をご覧ください。
【本件報道発表に関するお問い合わせ先】
担当:情報通信部 電気通信事業課
電話:011-709-2311(内線 4702)
別紙1
小樽商科大学 商学部
准教授 木村 泰知 (きむら やすとも)
電話 : 0134-27-5388
本研究では、マスメディアに取り上げられることが少ない地方議員と住民間の双方向コミュニケーションを実現するために、地方議員の活動をはじめとする政治情報を住民の興味や関心に合わせて提供するシステム(「協働支援システム」)を開発する。これによって、将来的に北海道の地方政治における住民の関心を高めることを目的とする。
別紙2
酪農学園大学 環境システム学部
教授 金子 正美 (かねこ まさみ)
電話 : 011-388-4846
省電力型の短距離無線通信規格であるZigBee を用いて、野生動物のGPS追跡情報を効率的に地域住民へインターネットを介して配信するシステムを開発し、その操作性を検証する。将来は農林業被害を引き起こす野生動物の行動監視及び対策システムの確立につなげる。
別紙3
札幌国際大学 現代社会学部
教授 梅村 匡史 (うめむら まさし)
電話 : 011-881-8844
ニセコ地区をフィールドとし、多言語でのコミュニケーションが可能なバーチャルコミュニティをネット上に形成し、この仮想空間を通して、地元に密着した様々な情報を交換し、全世界の潜在的なニセコファンの増加とリアルな交流へと誘導することを目的とする。
別紙4
北海道教育大学 教育学部 函館校
教授 山崎 正吉 (やまざき しょうきち)
電話 : 0138-44-4255
北海道の野生植物1,600種の画像(1種あたり花の全景・中景・葉・くき・群落等)と文字データとして生育環境・花期・背丈・花弁等と、和名・学名・科名を表示する。動画は生育環境別に植物の生態を提示し、これらをインターネット・携帯端末等で検索し環境教育の教材とする事により、人々の環境問題、自然観察、植物生態に関する理解を深める事を目的とする。