北海道の情報通信(北海道総合通信局)
このページは、ウェブアクセシビリティ(W3C)に対応しています。
報道資料タイトル画像
平成20年12月11日発表

地上デジタルテレビ放送のビル陰難視聴解消を目的とするギャップフィラーに全国初の免許


   北海道総合通信局(局長 大矢 浩 (おおや ひろし))は、美瑛町(町長 浜田 哲 (はまだ さとし))から申請のあった放送局に対して、本日(平成20年12月11日)、免許を付与しました。

2011年(平成23年)の地上デジタルテレビ放送への完全移行に向けて、遅くとも2010年内に送信環境を整備するため、放送事業者による中継局等の全国的整備が進んでいます。
   今回、免許を付与した放送局は、市街地におけるビル等の建造物によって発生する受信障害の対策(以下「ビル陰難視聴対策」という。)を目的として極微小電力(0.05W以下)により再送信を行う放送局(※ギャップフィラー)で、全国初の事例となります。
   今後、ギャップフィラーを用いたビル陰難視聴対策を目的とする放送局の置局によって受信環境の整備がより円滑に進み、地上デジタルテレビ放送の一層の普及促進が期待されます。

※ギャップフィラー(Gap Filler)とは、「隙間」を「埋める」の意味で、ビル陰難視聴地域等の狭いエリアをカバーするための極微小電力(0.05W以下)の放送局を表現する言葉として使用されており、通常の放送局と比べ比較的、簡易に設置できるように緩和された技術基準が適用されています。

<免許の概要>

1 申請者

美瑛町 (町長 浜田 哲)

2 免許した局

受信障害対策中継放送を行う放送局名
「美瑛町デジタルテレビSHV」

受信局所名 再送信する放送 送信チャンネル リモコン番号 空中線電力 送信所 主な放送エリア 放送区域内世帯数
旭川 NHK
総合
15 3 0.01W 美瑛町 美瑛町の一部(美瑛町本町、栄町、西町、南町、寿町の一部)  259世帯 
NHK
教育
13 2
HBC 19 1
STV 23 5
HTB 14 6
uhb 25 8
TVh 21 7

※ 放送事業者の名称
NHK : 日本放送協会、HBC : 北海道放送株式会社、STV : 札幌テレビ放送株式会社、HTB : 北海道テレビ放送株式会社、uhb : 北海道文化放送株式会社、TVh : 株式会社テレビ北海道

<参考>

「受信障害対策中継放送」(電波法第5条第5項関連)

   受信の障害が発生しているテレビジョン放送等を受信し、そのすべての放送番組に変更を加えないで当該受信の障害が発生している区域において受信されることを目的として同時にこれを再送信する放送のうち、当該障害に係るテレビジョン放送等の免許を受けた者が行うもの以外のものをいう。

【本件報道発表に関するお問い合わせ先】
担当 : 情報通信部 放送課
電話 : 011-709-2311(内線 4662)

ページの先頭へ戻る


copyright(c) Hokkaido Bureau of Telecommunications
  平成20年 報道資料一覧へ
  トップページへ戻る