平成21年2月9日発表

北海道特有な地理的条件での伝搬特性を検証

− 2.5GHz帯WiMAX方式の実験試験局を免許 −

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   北海道総合通信局（局長 大矢 浩 (おおや ひろし)）は、株式会社フジクラ（取締役社長 大橋 一彦 (おおはし かずひこ)）から申請のあった実験試験局に対して、本日（平成21年2月9日(月曜日)）、免許を付与しました。

この「実験試験局」は、中標津町において、広帯域移動無線アクセスシステムの一つの方式である2.5GHz帯WiMAX方式を用いて、防風林など北海道特有の地形等による電波伝搬特性への影響等を確認する実証実験のために開設するものです。
   実証実験では、防風林や丘陵など電波伝搬上の障害物が存在する地形における、データ通信が可能なエリアの検証や伝送速度の検証などを行うことを目的としており、平成21年8月までの間に季節による伝搬環境の変化を考慮した検証が予定されています。
   また、5GHz帯WiFi方式での実証実験も同時に行われることとなっており、今後のデジタル・ディバイド解消に向けた検証データの利活用が期待されます。

   なお、免許の概要は以下のとおりです。

（注1） OFDMA （Orthogonal Frequency Division Multiple Access）
   直交周波数分割多元接続 ： 複数の利用者がサブキャリアを共有し、それぞれの利用者にとって最も伝送効率のよいサブキャリアを割り当てる技術を活用した、周波数の利用効率を向上させる無線アクセス方式。

  

【本件報道発表に関するお問い合わせ先】
連絡先 ： 無線通信部 陸上課
電話 ： 011-709-2311（内線 4642）

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