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平成21年11月10日発表

釧路川下流で遭難信号が誤発射

−  盗難された衛星EPIRB(イパーブ)を発見  −

  北海道総合通信局(局長  大久保  明  (おおくぼ  あきら))は、平成21年11月5日(木曜日)深夜に 釧路市内の釧路川で、船舶の遭難通報電波を発射していた衛星EPIRB(注)を発見し、電波を停波させました。

当局は、平成21年11月4日(水曜日)午後5時25分に第一管区海上保安本部(運用指令センター)から、船舶の遭難時に使用される周波数406.025MHzの遭難信号が釧路市内において発射されている旨の申告を受け、当局の電波監視システム(DEURAS(デューラス))により聴守し、より詳細な発射位置を特定するため、札幌から電波監視車を出動させ、釧路市内で探索を行った結果、11月5日(木曜日)深夜、釧路川下流に浮いていた衛星EPIRBを発見し、電波を停波させました。

衛星EPIRBは、船舶の遭難時に自動的に遭難通報電波を発射するものです。 今回発見された衛星EPIRBは盗難品で、何者かにより釧路川に投棄され、電波が発射されたと推定します。

当局では、遭難信号の誤発射は海上における救助・救難活動を妨げ、人命救助に重大な影響をもたらすことから、航空・海上関係者に衛星EPIRBの適正な管理等を周知・啓発しており、引き続き関係機関と連携を図りクリーンな電波環境の維持に努めてまいります。

(注)衛星EPIRB(イパーブ)(Emergency Position Indicating Radio Beacon) :衛星非常用位置指示無線標識のことで、遭難緊急時などに電波を発射し位置を通 報するための無線設備。

システム概要図 イパーブ写真

  ●コスパス・サーサット衛星=低軌道(LEOSAR)衛星5機、静止軌道(GEOSER)5機

【本件報道発表に関するお問い合わせ先】
担当 : 電波監理部 調査課
電話 : 011-709-2311(内線 4732)


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