総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北海道総合通信局 > 報道資料(2015年) > 北海道管内からICT分野の研究開発課題3件を採択

報道資料

平成27年7月17日
北海道総合通信局

北海道管内からICT分野の研究開発課題3件を採択

− 平成27年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の公募結果 −
  総務省は、平成27年度「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の研究開発課題の公募に関して、平成27年7月17日(金曜日)、北海道管内から次の3件の課題を採択しました。

  本件については、平成27年3月13日から同年4月13日までの間、公募を行い、提案課題の審査においては、外部有識者により構成された評価委員会による評価を実施し、その結果を踏まえて採択を行っています。

【北海道管内採択課題】

(概要は「別紙」のとおりです)

研究開発課題名 研究代表者
(所属機関)
【地域ICT振興型研究開発】
地域医療の質向上と看護職の健康管理のためのICT技術の開発とクラウドサービス活用の実証研究
矢野 理香
(やの りか)
(北海道大学)
【重点領域型研究開発(ICTイノベーション創出型)】
高速マルチサンプリング超解像CMOSテラヘルツイメージングデバイスの研究開発
池辺 将之
(いけべ まさゆき)
(北海道大学)
【若手ICT研究者等育成型研究開発】
空中立体映像の触感を伴うマニピュレーションのための視覚・力触覚統合多次元情報提示システム
小水内 俊介
(こみずない しゅんすけ)
(北海道大学)

全国で採択された課題は、総務省ホームページ別ウィンドウで開きますの報道発表をご覧ください。

※ SCOPE(Strategic Information and Communications R&D Promotion Programmeの略)
  戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)は、情報通信技術(ICT)分野の研究開発における競争的資金です。
  総務省が定めた戦略的な重点研究開発目標を実現するために、ICTにおける研究開発力の向上、世界をリードする知的財産の創出などを目的として、独創性や新規性に富む課題の研究開発を委託する事業です。

<参考報道資料>


連絡先
情報通信部 電気通信事業課
電話:011-709-2311(内線 4702)

別紙  「北海道管内採択課題の概要」
 

【地域ICT振興型研究開発】フェーズ1※

地域医療の質向上と看護職の健康管理のためのICT技術の開発とクラウドサービス活用の実証研究PDF

  1. 研究代表者
     矢野 理香(北海道大学)
  2. 研究分担者
     鷲見 尚己(北海道大学)
     吉田 祐子(北海道大学)
  3. 概要
      看護職の健康管理から離職予防につなげるマネジメントに有用な情報を得るために、健康情報の多様な蓄積データから各自の疲労に関する感覚を「正確に」「わかりやすく」判断分類できるICT技術を構築する。さらに、看護管理者らの見識者の判断を加え、その技術の検出精度を高めたアプリケーションを開発し、看護職の健康管理クラウドサービスとしての有効性を実証する。
  4. 期間
    1か年度

 

【重点領域型研究開発 (ICTイノベーション創出型)】フェーズ1※

高速マルチサンプリング超解像CMOSテラヘルツイメージングデバイスの研究開発PDF

  1. 研究代表者
     池辺 将之(北海道大学)
  2. 研究分担者
     佐野 栄一(北海道大学)
  3. 概要
      動画対応可能な新規テラヘルツイメージングデバイスを開発するため、非線形性を用いた直接検波回路、オフセットなし高利得アンプなどの回路技術とピクセル回路のサイズに起因する低解像度への対策技術の研究開発を実施する。
  4. 期間
    1か年度

 

【若手ICT研究者等育成型研究開発】フェーズ1※

空中立体映像の触感を伴うマニピュレーションのための視覚・力触覚統合多次元情報提示システムPDF

  1. 研究代表者
     小水内 俊介(北海道大学)
  2. 概要
      空中立体映像への直接的なコンタクトと装着型装置による力触覚提示を連携・最適化することにより、空中に投影された立体映像に触感を伴いながら触れ、映っている物体を動かすことができる新しい情報提示システムを開発する。3D CAD で設計された部品や CT/MRI 画像から構築された臓器の3DCGモデルを、掴み・回しながら観察できるデモシステム等を開発する。
  3. 期間
    1か年度

※本事業では、研究開発をフェーズ1とフェーズ2に分けています。

・フェーズ1:(1か年度)本格的な研究開発を行うための予備実験、理論検討等の研究開発を行い、優れた成果が得られるかどうかの実行可能性や実現可能性の検証等を実施。

・フェーズ2:(最長2か年度)本格的な研究開発を実施。

フェーズ1及び2はローマ数字ですが、機種依存文字のため算用数字で記載しています。

ページトップへ戻る