報道資料
平成29年12月6日
農業IoT基盤構築のための高度化方式地域BWAに関する実験試験局に免許
北海道総合通信局(局長 藤本 昌彦(ふじもと まさひこ))は、平成29年12月6日、パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社(代表取締役社長 片倉 達夫(かたくら たつお))から申請のあった「高度化方式地域BWA※」の実験試験局に免許を付与しました。
北海道の主要産業の一つである農業は、営農戸数の減少、就業者の高齢化による労働力不足が課題となっており、省力化や効率化のため、昨今、テレメータやテレコントロール、ビデオカメラ等を利用して農作物をデータ管理するニーズが高まっています。
しかしながら、農業用地は、携帯電話等のネットワーク環境が未整備の場合が多く、その解決策の一つとして、今般、岩見沢市で高度化方式地域BWAを活用した農業ブロードバンド(ABB:Agriculture BroadBand)を構築する実験を行うことになりました。
本実験試験局は、電波伝搬の特性評価等を行い、岩見沢市で「高度化方式地域BWA※」が農業に活用可能かを検証するために使用するものです。
- ※高度化方式
- 国際的な標準化プロジェクトである3GPPによって策定された『TDD−LTE』と互換性のある方式。
- ※地域BWA(Broadband Wireless Access)
- 市町村においてデジタル・ディバイドの解消、地域の公共サービス向上等に資する高速データ通信を行うサービス
- *詳細は総務省ホームページをご覧ください。
【免許の概要】
申請者 |
実験場所 |
免許期間 |
パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社
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岩見沢市内 |
平成29年12月6日から
平成31年3月31日まで
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<参考>
- 実験試験局
- 科学若しくは技術の発達のための実験、電波の利用の効率性に関する試験又は電波の利用の需要に関する調査を行うために開設する無線局であって、実用に供しないもの(放送をするものを除く。)
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