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気象災害と防災気象情報について
「北海道地方非常通信協議会」記念講演会

平成25年7月29日up

  北海道総合通信局は、7月3日(水曜日)、札幌市内のホテルにおいて、北海道地方非常通信協議会及び北海道テレコム懇談会との共催により、防災意識の向上と災害対策に役立てるために、「気象災害と防災気象情報」についての講演会を開催しました。

  今回、講師をしていただいた気象庁札幌管区気象台 技術部予報課  菊地 範 氏は、長年にわたり、北海道内各地で勤務され、気象庁予報部予報課勤務を経て、現在、北海道地方の予報・警報業務全般を行う予報官として最前線で活躍されています。

  講演では、局地的豪雨による災害について、昭和56年続けざまに起こった台風の例や、積乱雲による集中豪雨が発生する仕組みなどを説明されました。
  大雪による被害については、高気圧が低気圧を止めて局地的な大雪を降らせる仕組みなどを平成16年に起きた北見市の豪雪被害や、記憶に新しい今年の大雪について、天気図や衛星写真を使いながらそれぞれ詳しく説明されました。

  災害に備える上で必要なこととしては、自分の住んでいる地域の危険な箇所を知ることを挙げ、「ハザードマップなどの情報を把握しておくこと、更に自然は何が起こるか分からないのでハザードマップに色がついていないからといって安全だと過信してはいけない」と注意を呼びかけました。

 

講師画像

講師  菊地  範 氏


 

 
 

 

会場全体の画像

講演会の模様

  被災を回避するためには、事前に発表される予報などの防災気象情報に対し、何が起こるかイメージして、難を避けるため正しく行動することが大切で、最後に「自分の命は自分で守る、災害弱者に対しては地域で助け合うことで、その地域全体の防災力を向上させることが重要である」と話を締めくくりました。

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