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チャレンジングなICT/IoT活用!
− 「北海道IoT実装推進フォーラム@森町」を開催 −

平成30年2月20日up

  2月1日(木曜日)、森町公民館において、北海道管内で今年度4回目となる「北海道IoT実装推進フォーラム@森町」を開催しました。町内はもとより渡島・檜山・胆振管内、遠くは大阪、東京から、行政、情報通信関係企業、一般の方々等、83名の参加がありました。

  本フォーラムには、音響、スライド機器設定ボランティアとして若狭企画の若狭 正生(わかさ まさお) 氏、株式会社たからのやまの本田 正浩(ほんだ まさひろ) 氏の他、多くの方々の支援をいただきました。
  また、パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社、NECネッツエスアイ株式会社、ESRIジャパン株式会社、株式会社エルムデータ、新陽パソコン倶楽部の各社には、機器・資料の展示にご協力いただきました。

フォーラムの様子

フォーラムの様子

  なお、今回は、「sli.do」により参加者からリアルタイムでの感想や質問を書き込みいただき、またフォーラムの最後には、参加者のみなさん全員で記念写真を撮影する等、全体を通して参加・シェア型のフォーラムとなりました。

  ※sli.doとは勉強会やカンファレンスにて、会場からの質問を匿名で集めることができるサービスで、チャット画面をスクリーン等に表示することで、質問と回答のやりとりを全体で共有することができます。

【第1部 まちの いま と これから を語る】

  キーノートとして、総務省地域情報化アドバイザーであり一般社団法人コード・フォー・ジャパンの関 治之(せき はるゆき) 氏から、市民自ら、まちの課題解決のためにデータを活用した主体的な活動の取組状況を紹介いただきました。その説明の中で、「データで、まちがどのような構造になっているかを把握し、リアルな数字をもとに、より具体的に共有することが重要。行政と市民がテクノロジーによって信頼を構築、強化し、そして、問題を解決していかなければならない。さらに、オープンマインドであれば、世界中の人とつながり、様々な地域から助っ人がくるようになる。」と、お話しいただきました。
  森町の山形 巧哉(やまがた たくや) 氏からは、都会ではなく地方にこそICT/IoT活用の必要性があることや、オープンデータを活用した「ひぐまっぷ」による業務効率化の取組等の紹介がありました。
  厚沢部町地方創生アドバイザーの蒔田 純(まきた じゅん) 氏からは、シェアリングエコノミーによる遊休資産の活用方法などの説明がありました。
  当局の中嶋(なかしま)情報通信振興課長は、地域IoT実装推進事業及びテレワーク等支援施策について説明しました。

第1部の講師の方々
写真は左から、関 氏、山形 氏、蒔田 氏

【第2部 ICT/IoT先進事例紹介】

  株式会社NTTドコモの有本 香織(ありもと かおり) 氏から、最初は2名からスタートしたアグリガールの活動が300名規模のプロジェクトへと拡大し、さらに、地域IoT官民ネットの活動の一つであるIoTデザインガールの取組へも展開したことの説明や乳牛管理用ソリューションの紹介がありました。
  アクアコスモス株式会社の岩根 弥生(いわね やよい) 氏からは、全天球カメラ2台で取得した映像から3Dマッピングを可能とするカメラベクター技術及び距離が測定できる標定技術や、各技術の海外での導入実績等が説明されました。
  株式会社たからのやまの奥田 浩美(おくだ ひろみ) 氏は、ロボットとの掛け合いと共に登壇され、ロボット等を活用して高齢者を支える取組は「失敗!」が教訓となり後の大成功につながり、検証の場から共創の場へと変容してきたこと、今後もチャレンジの主体となって新しい価値を作りだしていくこと等を話されました。

第2部の講師の方々
写真は左から、有本 氏、岩根 氏、奥田 氏

【第3部 総括セッション】

    テーマ 『IoT実装後の社会は? 三歩先にひろがっている未来の形』

  冒頭、北海道大学大学院 特任教授 山本 強(やまもと つよし) 氏から、ICTの技術革新で何が起きているか、それを踏まえて「その手に乗らない」北海道におけるSociety5.0のポイントについてのお話がありました。

第3部の様子2

パネルディスカッション

第3部の様子1

北海道大学大学院 特任教授 山本 氏

  その後、奥田氏のコーディネートにより6名のパネリストからは、「『ワークライフ インテグレーション』で仕事と生活が統合されたものとなる」、「『対話』が進み、データ共有で、もっとわかり合える素敵な社会が到来する」、「IoTやAIで何をやればいいのかではなく、『ツールとしてのテクノロジー』としてとらえ、解決したい課題や到達したいビジョンを考えることが重要」、「AI、IoTで自動化され『幸せ』な社会が到来するのではないか」、等のコメントがあり、さらに、IoTやAIを生かしていくために明日からできることについて提案が出されました。

第3部の様子3

閉会挨拶 森町 町長 梶谷 惠造(かじや けいぞう) 氏

  北海道総合通信局は、地域の課題解決や地域の活性化に「IoT」を役立ててもらえるよう、今後も取組みを進めていきます。
  なお、本フォーラムの模様を撮影した動画は以下の森町公式ホームページ及び森町公式Youtubeチャンネルでご覧いただけます。

  (※案内しているウェブサイトは森町が運営しており、総務省が運営しているものではありません。)

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