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平成30年度北海道防災総合訓練への参加

平成30年10月17日up

   平成30年10月13日(土曜日)、当局は、9月6日(木曜日)の午前3時7分に発生した北海道胆振東部地震による全道停電(ブラックアウト)並びに土砂災害等の震災を踏まえて、士別市で実施された平成30年度北海道防災総合訓練に参加しました。

 

   今回発生した地震は北海道史上初めてのマグニチュード6.7、最大震度7の地震であり、震災直後から全道停電というブラックアウトの状況でした。このような状況下、当局では、9月6日午後3時25分には、中心的な震源地である厚真町への電源確保のための移動電源車の貸与を皮切りに、むかわ町、安平町、日高町等に、衛星携帯電話などの通信機器の貸与、ポータブルラジオの配布を行いました。また、役場からの住民への情報伝達手段として、むかわ町及び厚真町による臨時災害放送局の開局を支援しました。

支援状況

災害対策用支援機材の貸与等の状況

   今回の物資輸送訓練では、陸上の輸送手段が途絶えた事態を想定し、陸上自衛隊のヘリコプターにより、江別市の文京台小学校から士別市の河川・防災ステーションまでの衛星携帯電話や簡易無線機等の移動通信機器の輸送訓練を行いました。

陸自ヘリに搭乗する西澤航空海上課長

陸自ヘリに搭乗する西澤航空海上課長

   また、避難所運営訓練では、電話やインターネットなどの通信サービスが遮断された事態を想定し、災害対策本部が設置された士別市役所と避難所である士別南中学校との間に、当局所有の衛星携帯電話を設置し、市の職員の方が車椅子の避難者を誘導するというシナリオで通信訓練を行いました。また、停電を想定し、移動電源車によるスマホ・携帯電話への電源供給訓練を行いました。

災害対応を知事(左)に説明する藤本局長

災害対応を知事(左)に説明する藤本局長(右)

移動電源車の出動を知事(左)に説明する藤本局長

移動電源車の出動について知事に説明する局長

衛星携帯電話で通信訓練を行う士別市職員

衛星携帯電話で通信訓練を行う士別市職員

通信機器の説明模様

通信機器の説明模様

   このほか、メーカによる外国人観光客への情報伝達や災害現場の映像を伝送する機器の展示及び通信事業者による災害時の通信サービス確保のための機材や車両の展示が行われました。

メーカによる展示模様

メーカによる展示模様

通信事業者の説明を聞く知事(右奥)

通信事業者の説明を聞く知事(右奥)

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