平成28年度 SCOPE採択案件(北海道管内)
※掲載内容は、新規採択時の内容です。
※各研究開発課題名にリンクしている研究概要図等(PDF)は、新規採択時資料です。
【地域ICT振興型研究開発】フェーズ1(平成28年度)、フェーズ2(平成29年度、平成30年度)
- 研究代表者
塩谷 浩之(室蘭工業大学)
- 研究分担者
春日井 潔(北海道立総合研究機構)
- 概要
サケマス沿岸漁業はふ化放流事業によって支えられており、サケマス稚魚放流に対する回帰率が沿岸漁獲量に直接結びついている。道内150か所以上あるサケマスふ化場では飼育や放流にともないデータが発生しているが、有効活用されていない。道内全体を見据えた回帰率向上には、ふ化情報のビッグデータ化が不可欠だが、そのためのデータの統合化は遅れている現状にある。そこで本研究開発においては、道内のふ化場からの情報の統合化とデータマイニング、さらにはふ化場のデータネットワーク化とその利活用に関する研究を行い、回帰率の要因分析をICTによって促進する情報環境を形成し、サケマス沿岸漁業の発展と北海道の地域産業促進に貢献することを目的とする。
- 期間
フェーズ1:1か年度、フェーズ2:2か年度
【地域ICT振興型研究開発】フェーズ1(平成28年度)、フェーズ2(平成29年度、平成30年度)
- 研究代表者
平田 圭二(公立はこだて未来大学)
- 研究分担者
中島 秀之(公立はこだて未来大学)
鈴木 恵二(公立はこだて未来大学)
松舘 渉 (株式会社アットウェア)
野田 五十樹(産業技術総合研究所)
金森 亮 (名古屋大学)
- 概要
情報通信技術を用いて地域住民の活動目的を踏まえた移動サービスを提供し、地域活性化の基盤となる公共交通システムを実現するために、完全自動リアルタイム・デマンド応答型交通システムSAV (Smart Access Vehicle)システムの研究開発を行う。SAVシステムとは、固定路線・時刻表を持たず、呼び出しに応じて、場合によっては乗合いをしながら乗客を目的地まで届けるシステムである。函館市全域(約10Km四方)にて実証実験を行い、サービス連携・創発の実現、乗車失敗率5%以下、バス並みコストとタクシー並み利便性の両立を目指す。SAVシステムの特長は移動サービスのクラウド化である。それは、汎用性の高い計算資源を必要な時に必要なだけネット経由で提供するクラウドのように、移動させるというサービスを車輌の種類によらず必要な時に必要なだけ乗客に提供するという意味である。
- 期間
フェーズ1:1か年度、フェーズ2:2か年度
【若手ICT研究者等育成型研究開発】フェーズ1(平成28年度)、フェーズ2(平成29年度、平成30年度)
- 研究代表者
佐藤 生馬(公立はこだて未来大学)
- 研究分担者
吉光 喜太郎(東京女子医科大学)
齋藤 貴之(株式会社iD)
- 概要
インテリジェント手術室での脳神経外科手術における情報共有を目的として、SDN(Software Defined Network)とクラウドを用いて、手術関係者がいつでも、どこでもモニタリング可能な環境を構築する。具体的には、Wi-Fi環境下から選択的に受信する映像メディアを切り替え、安全で高精細な映像情報などを取得できる技術を開発する。さらに、手術工程の可視化、熟練医の技術・経験の可視化を実現し、手術中の状態に合わせて患者の術後を予測し、術者の意思決定の支援を目標とする。
- 期間
フェーズ1:1か年度、フェーズ2:2か年度
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